Nano Dimension世界初の3DプリントIoT通信機器を発表

Nano Dimensionは、スマート家電向けの3Dプリント製IoT通信デバイスを開発

イスラエルの3Dプリントエレクトロニクス企業「Nano Dimension(ナノ・ディメンション)」は、同社の多層プリント回路基板用3Dプリンタ「DragonFly Pro 3D Printer」を使用し、世界初の3DプリントIoT通信機器を開発した。

Nano Dimensionが3Dプリント技術を使用し開発したIoTデバイスは、僅か18時間でプリントされ、品質や性能を犠牲にすることなく、わずか1日でプロトタイプを迅速に完成させた。IoTデバイスの開発には、従来の製造方法では最長で2週間以上掛かる場合もあり、Nano Dimensionの3Dプリントソリューションは、90%以上高速化を実現した。

高精度(高解像度)のマルチマテリアルプリントおよびインクジェット蒸着システムを有するDragonFly Pro 3Dプリンタで開発された3Dプリント製IoTデバイスは、16×33×1.6 mmの小型の3Dプリント製基板で、現在認定段階にある。

洗濯機、冷蔵庫、テレビなどの消費者向けスマート家電への実装が広がるIoTデバイスは、搭載される筐体のデザインや機能に応じたカスタマイズ性が求められており、カスタマイズ性に特化した3Dプリント技術の適用は、合理化された生産プロセスの実現に欠かせないものになるとして、今後の活用が期待されている。


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