3Dプリント部品を混合するソフトウェアシステム

ドイツのポツダムにあるHPI(Hasso Plattner Institute)の研究チームは、可動部品を備えた3Dプリントマシンをリミックスするソフトウェアシステムを開発した。

Grafter」と名付けられたこのシステムは、様々な機構を有する既存の3Dプリント用3次元データからメカニズムを抽出し、半自動でマッチングを行い、新たなメカニカル部品を生成する。

Grafterのモデリングプロセスは、読み込んだデータから関連するメカニズムを抽出し、リミックスデータ上にドラッグ&ドロップするだけで、新しいマシンを作ることができる。これによりユーザーは、メカニカル部品のモデリングに必要な専門的な知識やエンジニアリング経験がなくても、適切な機構を備えた新たな3Dプリントツールを制作可能となる。

下に示した一例は、ハンドル式サイレン、レコードプレイヤー、水汲みの3つの異なる3Dプリント部品データをソースに合成された物で、ハンドル機構を使って回転する3Dプリント製「試験管遠心分離機」となっている(このデータは、ThingiverseのHPIページからダウンロードすることができる)。

異なる3Dプリント要素の抽出と再結合までのプロセスは半自動化されており、どの機械要素が最適に適合し、動作するかをソフトウェア上からシミュレートすることができる。これによりユーザーは、トライ&エラーを繰り返す必要がなくなる。

研究チームは、3Dモデリング経験を持つ12人の学生にGrafterソフトウェアをテストし、ソフトウェアを使用して作成したデバイスが最初のテストで機能することを確認。テストに参加した学生等の作品は何れも、追加の微調整やテストプリントを必要とせずに完成した。


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