MITの革新的高速液体3Dプリント技術

MITの高速液体3Dプリント技術は僅か数分でバッグや照明器具などの大型造形物をプリント

MITの研究グループ「MIT’s Self-Assembly Lab」は、2017年12月6日~10日に開催されたデザインフォーラムDesign Miamiにおいて、革新的な液体3Dプリントプロセス「rapid liquid printing process」による作品製造デモを行った。

MITは、複数のブランドやデザイナーとコラボし、今年のDesign Miamiで「rapid liquid printing process」による実演を行い、来場者の目の前で、バッグやランプシェードなどのデザイン作品を3Dプリントし販売した。


実演で3Dプリントされたバッグ

今年の初めに発表されたこの3Dプリント技術は、コンピュータ制御によるロボットアーム先端に取り付けられたノズルから特殊な材料を吐出し、液体(ゲル)中で化学反応により硬化(堆積)させ、造形物を生成する新しい3Dプリント技術となる。
ゲル中に懸濁した材料は周囲のゲル材料と結合しないため、ゲルがサポート構造の役割を果たし、液体中に浮いたような状態のまま複雑な形状を3Dプリントできる。

3Dプリント工程を終えた造形物は簡単に取り出すことが可能で、面倒なサポート除去作業など、後処理工程を必要としない。

この3Dプリントプロセスによる造形は、1デザイン当たりわずか数分しか掛からず、従来方式の3Dプリント技術では困難な超高速3Dプリントを実現している。

これまでの3Dプリント技術は、速度が遅くスケールに制約があったが「rapid liquid printing process」はタンクの大きさに依存するため、タンクサイズを拡張し、プラスチック、ゴム、ポリウレタンなどの材料を利用すれば、大型家具の3Dプリントなども可能になる。


デモ素材のひとつとして紹介されたランプシェード

Design Miamiで実演されたバッグの3Dプリント工程は、こちらの動画からも確認することができる。


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