MITはデスクトップ3Dプリンタを7倍以上高速化

MITの研究者等はこれまでで最速のFFF方式デスクトップ3Dプリントシステム「Fast FFF」を開発

MITの研究グループ(Jamison Go氏とAnastasios John Hart氏)は、一般的なデスクトップタイプ3Dプリンタを凌駕する超高速FFF方式3Dプリントシステム「Fast FFFシステム(Fast Fused Filament Fabrication)」を開発した。

「Fast FFF」と名付けられたこの方式は、フィラメントを高速で押し出すスクリュー機構と、材料を急速に加熱溶融させ熱伝達を増大させるレーザー装置、高速ドライブを可能にしたH字型フレームの新しいガントリーデザインを採用したもので、2つのモーターによって駆動される高速ヘッドにより、従来の手法で1時間を要していたプリントジョブを、5分~10分程度にまで短縮することができる。


Fast FFFのヘッドシステム

高速スループットを実現するヘッドは、ピンチホイールギアの代わりにスクリューベースのシステムを使用してフィラメントを押出機に供給し、レーザーで加熱されたポリマー液化装置が材料を溶融してノズルから吐出。同時に、サーボ駆動のパラレルガントリーシステムがヘッドを高速移動させ、これまでで最速の3Dプリントを実現する。
ビルド速度は127㎤/hrで、一般的なコンシューマー向けデスクトップFFF方式3Dプルンタの約7倍高速化されている。

これまで、プロトタイピング専用ツールとして位置付けられてきたFFF方式3Dプリンタを、より実用的な生産技術として活用するためには、高速スループットに対応した低コストのAMプロセスを実装する必要がある。
現時点では未だ研究段階であるこのFast FFFシステムが実用化されれば、従来のFFF技術で課題となっていたプリント時間を大幅に短縮し、高効率な部品供給システムを構築する事も可能となる。


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