小さくて安価な3Dプリンタ「PicoFAB」間もなくローンチ

Lumi Industriesが小さくて手頃な価格の3Dプリンタ「PicoFAB」を発表

低コストのDLP方式3Dプリンタ「LumiPocket」、持ち運び可能な薄型光造形方式3Dプリンタ「LumiFold TB」、無料のオープンソーススマートフォン用3Dプリンタ「LumiBee」など、様々なコンパクト3Dプリンタの開発に特化するイタリアのスタートアップ Lumi Industries は、小さくて安価な新型3Dプリンタ「PicoFAB 3D Printer」を開発。間もなくクラウドファンディングKickstarterからキャンペーンを開始する。

「PicoFAB」は、幅24×奥行24×高さ50mmの造形領域に水平解像度100um、Z解像度25-50umのプリント精度を提供する小型の3Dプリンタで、宝飾品や時計など小さくて精度が要求される鋳造用原型や歯科用樹脂を使用したクラウンおよび小さなブリッジのプリントに適している。
最終開発段階にある外装デザインについては未だ公開されていないが、今後開始される予定のKickstarterキャンペーンでその詳細が披露される。

PicoFABは、オープンソース樹脂「Platinum LCD Series」のような405nmに対応した一般的な市販の樹脂材料が使用可能で、1層(50um)あたり3秒程度硬化させる。同社は現在、385nm対応樹脂の試験も行っており、今後使用可能な樹脂材料の拡充も期待できる。


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