3Dプリント技術で美味しいステーキ肉を生成

イスラエルのスタートアップJet Eatはビーガン肉の3Dプリント技術を開発

2018年に設立された3Dプリントフードベンチャー「Jet Eat」は、野菜をベースとした配合物を使用し、外観、食感、味を再現した3Dプリント製「肉(食肉代替物)」の3Dプリント技術を開発した。

世界的な人口増加に伴い深刻化する食料不足に対応するため、より効率的に安定した食糧生産技術の開発が急務となっている。従来の畜産業では、1kgの牛肉を生産するのに約15kgの穀物が必要といわれており、人口増に伴う食肉需要が高まる中、より多くの穀物の生産が必要となってくる。また、畜産は二酸化炭素やメタンなどの有害物質の排出や、肉の輸送と貯蔵によって排出される環境汚染物質の量が、環境破壊の原因の一つとされている。

Jet Eatの創業者であるEschchar Ben Shitritは「今日、3Dプリント技術は、臓器から歯科に至るまで様々な領域で利用されており、今後ますますデジタル化されることが予測される世界では、食品類にもその技術が適用できると信じています。我々は、筋肉、脂肪、ミオグロビンおよび結合組織の4つの成分によって構成される肉の模倣品を造るため、3Dプリンタと精密な調合により、肉(食肉代替物)の3Dプリント技術を開発しました。世界全体がビーガンのような食生活を送ることはありませんが、野菜から肉のような食感と味の食品を作ることは、食用肉を供給するための手段の1つになる可能性があります。」と述べている。

同社は現在、エンジェル投資家等から資金を調達し、2020年までに製品を市場投入することを目指し、イスラエル工科大学(Technion – Israel Institute of TechnologyTechnion)と連携して3Dプリント「代替肉」の見栄えや風味などのテストを行っている。

また同社は今年初めに、欧州連合(EU)の機関であるEIT(欧州革新技術研究所)のフード・アクセラレーター・ネットワーク(Food Accelerator Network)によって開始された4ヶ月のアクセラレータプログラムに参加。EITのフードベンチャーサミットで最終候補に選ばれている。
近々パリで発表される同プログラムの優勝チームには、賞金68,000ドルが提供される。


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