市販の3Dプリンタをスマート3Dプリンタに変換

市販の3Dプリンタをスマートプリンターに変換するシステム「Karmen」

チェコのITソリューションプロバイダ Fragaria は、一般的な3Dプリンタをより手頃な価格でインテリジェントシステムに変換するためのソリューションを開発した。

「Karmen」と呼ばれるこのシステムは、オープンソースの「Karmen」クラウドサービスと「Karmen Pill」ハードウェアコントローラーの2つのから構成されたソリューションで、Webブラウザから任意の数の3Dプリンタを遠隔操作し、複数の3Dプリンタにプリントジョブの分散させたり、進捗状況の監視、新規ジョブのスケジュール設定などを、PC、スマートフォン、タブレットなどから操作することができるシステムとなっている。

ウェブカメラを内蔵した小型のハードウェアデバイス(77×34×12mm)「Karmen Pill」に備わるUSBインターフェイスを介してネットワークに接続し「Karmen」のクラウドサービスを利用することができる。同社によれば、現在の多くのFDM/FFF方式3Dプリンタをサポートしているが、一部の3Dプリンタでは「Karmen」が動作しない機種があるという。

Fragariaは現在、ウェブサイトから€130(税抜)で「Karmen」予約注文を受付けており、注文時にホスト型クラウドサービスオプションを選択すると、3Dプリンタへの限定トラフィックと接続が無料で利用できるようになる。正式なローンチは時期は2020年4月とされているが「Karmen」既に一部の学校や企業、病院などにも利用されている。


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