- 2018-2-3
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FormlabsはNYタイムズスクエアに設置された3Dプリント製パブリックアート作品を制作した
毎年バレンタインの時期にニューヨーク・タイムズスクエアに設置されるハート型のパブリック・アート作品を選定する「タイムズ・スクエア・バレンタイン・ハート・デザインコンペティション(Times Square Valentine Heart Design Competition)」
10周年を迎える2018年は、3Dプリンタで制作された巨大なフレネルレンズ「Window to the Heart(作者 Aranda\Lasch + Marcelo Coelho)」が選ばれた。
ニューヨーク市の公共スペースの未来に影響を与える非営利団体「Design Trust for Public Space」によるプロジェクト「タイムズ・スクエア・バレンタイン・ハート・デザイン」は、2018年に10周年を迎えた。
そんな記念すべき2018年度のベスト作品に選ばれた作品「Window to the Heart」は、直径12フィート(約3.66メートル)の巨大な3Dプリント製レンズで、元々灯台用に開発されたフレネルレンズを模した作品となっている。
このインスタレーションは、従来のレンズ製造で用いられる鋳造、切削、研磨といった製造方法を使用せず、構成するレンズ部品の全てを、デスクトップタイプのSLA方式3DプリンタFormlabs「Form 2」と「Clear Resin(透明レジン材料)」を使用し高解像度3Dプリントしており、従来と異なる設計、加工、材料に最新技術を用いることで、新たなモノづくりの可能性を示している。
直径12フィートの巨大フレネルレンズは、98個の同心リングから構成されており、約50台のForm 2を2週間稼働させて造形した。Formlabs社は、一連の作業効率を上げるため、Form 2をベースとした自動3Dプリント量産システム「Form Cell」を利用し、いくつかのパーツをプリントした(Form Cellに関する詳細はこちら)。
SNSで最も撮影される場所の1つであるタイムズスクエアの中心に設置された世界最大の3Dプリントレンズ「Window to the Heart」は、2018年2月1日から2月末まで現地に展示される。
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