FormlabsからSLS方式3Dプリンタが登場

Formlabsは従来機器を凌駕する高コストパフォーマンスのSLS方式3Dプリンタ「Fuse 1」を発表

米国・マサチューセッツ州の3Dプリンタ企業 Formlabs は、6月5日にMIT Media Labで開催された「The Digital Factory」において、同社初となるSLS(Selective Laser Sintering)方式の3Dプリンタ『Fuse 1』を発表した。

Formlabsは、同社のデスクトップタイプSLA方式3Dプリンタ「Form 1及びForm 2」シリーズで培った技術をベースに、粉末材料を利用するSLS方式3Dプリンタ「Fuse 1」を開発。

本体価格$9,999と、従来のSLS方式3Dプリンタを圧倒する低価格化とコンパクトな筐体を実現したFuse 1は、高強度で靭性の高い耐熱プラスチック「ナイロンPA 12およびPA 11」に対応。

ビルドボリュームは「165×165×320mm」とやや小さめだが、材料が充填された着脱式チャンバを交換することで、連続した3Dプリントを可能にしている。

また、本体に備えられたタッチパネルディスプレイによる操作やUI設計、特別な空調設備などを必要としない高効率な後処理ステーションなど、Form 2で培われた優れたユーザビリティーが継承されている。

造形中の様子はカメラを通してリアルタイムモニタリング可能

Fuse 1の詳細はまだ発表されていないが、出荷開始時期は2018年半ばを予定しており、現在予約注文($1,000チャージ必要)を受付ている。

本格的な使用のためには本体価格$9,999に加え、材料回収機能を備えた後処理ステーション、連続使用のための予備チャンバ、初期材料を含め合計$19,999が必要となるが、この価格でも従来のSLS方式3Dプリンタを凌駕する高いコストパフォーマンスを実現している。

Formlabsはこのカンファレンスにおいて、Fuse 1の発表と共に「Form Cell 」と呼ばれる自動3Dプリントシステムと、大手スポーツ用品メーカーNew Balanceとの提携を発表している。
詳細は次記事にて > こちら

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