Formlabsが歯科用樹脂材料を発表

Formlabsは2つの新しい歯科用3Dプリント樹脂と3Shapeとの提携を発表

高性能デスクトップタイプSLA方式3DプリンタFormシリーズを展開するFormlabs社は、先にリリースされた生体適合性歯科用樹脂材料「Dental SG Resin(サージカルガイド製作用材料)」に次ぐ新しい歯科用樹脂材料として、2種類の歯科用3Dプリント材料「Dental Model」と「Dental LT Clear」をリリースした。

Dental Model(歯科模型樹脂)
滑らからかでマットな表面仕上げと、積層跡が目立たない高性能樹脂Dental Modelは、クラウンおよびブリッジモデルのための歯科模型生成用材料で、矯正歯科などでの使用を想定した高精度樹脂材料になる。

Dental LT Clear Resin(歯科用クリア樹脂)
Class IIaクラスの生体適合樹脂であるDental LT Clearは、高度な耐破壊性と耐摩耗性を有しており、口腔内で使用する歯列矯正装置に最適化された生体適合性樹脂となっている。

3Shapeとの提携

Formlabsは、生体適合性樹脂であるDental SGを発表して以来、歯科市場において大きな成長を遂げているが、同社はこの度シームレスな歯科用3Dプリントソリューションを確立するため、デンマークに本社を置く3DスキャニングとCAD/CAMソフトウェア会社3Shapeとの提携することを発表した。

歯科専門のデジタルソリューションを提供する3Shapeのワークフローに、新しい歯科用3Dプリントプロセスを追加することで、手術用ガイド設計から製造までのワークフローをシームレスに合理化し、これまで以上に簡単で手頃な価格の歯科用3Dプリントワークフローの実現を目指している。

口腔内スキャンから手術までの時間を大幅短縮

歯科医師は3ShapeのTRIOSスキャナーで口腔内をスキャンし、3ShapeのImplant Studioソフトウェアでデザインを完成させることで、歯科手術に必要なガイドを短時間で生成。スキャンデータから生成された3次元モデルデータは、Formlabsのプリンタ用ソフト「PreForm」と生態適合材料からワンクリックで3Dプリント造形することができる。

Formlabsのプリントシステムと3Shapeのスキャン技術によるワークフローが、これまで数週間かかっていたガイド制作時間を大幅に短縮し、高いコストパフォーマンスを証明する。

Formlabsとパートナーにある歯科技工所は現在、新しい生体適合性のDenture BaseとTeeth Resins(2017年秋に発売)による臨床試験とワークフローテストを実施している。

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