日本初上陸、世界最高精密を実現する3Dプリントシステム

日本初上陸、製造業の常識を打破る世界最高水準の精密造形を実現する3Dプリントシステム

独自のマイクロ3Dプリンティング技術を搭載した3Dプリントシステムを提供する3Dプリンタメーカー Boston Micro Fabrication(以下 BMF)の日本法人 BMF Japan は、解像度、正確性、精度の3重要分野で卓越した独自技術を提供する世界最高水準の精密3Dプリントシステム「microArch」の日本国内展開を開始した。
関連記事:BMFが高解像度マイクロスケール3Dプリンタを発表

実用的な造形サイズと速度を維持しながら、XY光学解像度2µm /10µmという非常に高解像度の部品の造形が可能な「microArch」3Dプリントシステムは、その超高精度技術により、樹脂部品の造形許容誤差を±10um~±25umまで縮小。リードタイムを短縮し、射出成形に伴う金型作成費用などを削減する。
現行の精密AM製造市場には、同様の方法で機能する複数の光造形システムがあるが、BMFでは実用的な造形サイズと速度を維持しながら、2~10 µmの範囲で非常に高解像度の部品を製造できる。

 

医療器具の開発・改良

3D造形技術はすでに医学界での治療方法に多くの革命をもたらしており、ステントから義肢、手術計画まで、3D技術を使用して、患者のケアを最適化するプロトタイプを造形可能で、生体適合性材料の開発も進められるなど、その可能性は無限に広がっている。2μm、10μmの光学解像度を実現する能力を備えた同3Dプリンタシリーズは、精密な医療部品の開発ステージに最適なツールとなっている。

 

電機コネクタの開発・改良

消費者や企業がパフォーマンスを拡大しつつ、デバイスの小型化を目指しており、電気部品やコネクタの革新は進化し続けている。つまり、従来の製造技術では対応が難しくなりつつありコネクタ業界にとってのチャレンジと言える。BMFの技術は、これらの複雑で小さなデザインを3D一体造形する新しい方法を提供する。

 

マイクロ流体技術への応用

さまざまな業界が生産および開発アプリケーションの両方にマイクロ流体技術を応用し始めており、医療および薬物研究の世界では、Lab-on-Chipやその他のデバイスなどのツールを使用して、人体を模倣する方法が引き続き模索されている。これらの製品のマイクロ3D造形は、より正確で複雑なシステムを作成するだけでなく、現在実現出来ていないコストとスピード両面に新たな革新をもたらす。

 

マイクロ機器

バルブ、ポンプ、センサー、スピーカー、マイクなど、小型で高精度のコンポーネントを使用して機能とパフォーマンスが拡張される多くのアプリケーションがある。しかし、現実的にはこれらのコンポーネントは成形や機械加工が難しく、また高価とされている。BMFの技術は、これまでの積層造形プラットフォームでは手が届かなかった新しい範囲の機能と自由な設計構造をもたらす。

教育・研究への応用

イノベーションの世界はますます大きくなっており、部品の小型化が進んでいる。大学・研究機関は、マイクロスケールの積層造形プラットフォームを使用することで、製品設計、創薬、精密ろ過、MEMS研究(メムス、Micro Electro Mechanical Systems)の境界を押し広げるツールを提供する。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る