大量のセラミック及び金属部品生産に対応した3Dプリンタ

大量のセラミック及び金属3Dプリントに対応した最新モデル「Admaflex 300」

オランダに本拠を置く3Dプリンタメーカー Admatec は、大量のセラミックおよび金属部品生産に対応した新しいDLP 3Dプリンタ「Admaflex 300」を発表した。

柔軟でオープンなモジュラーシステムを採用する「Admaflex 300」は、セラミック材料および金属コンポーネントを生産するために設計された3Dプリンタで、オプションのモジュールを使用してシステムを拡張し、大型アルミナ部品、インベストメント鋳造用のシリカコアおよびシェルなど、様々な部品を製造できる。

2016年9月にリリースされた旧モデル「Admaflex 130」の造形領域 90×56×110 mm よりも大幅に拡張された 200×200×300 mm の造形領域を有する「Admaflex 300」は、システムの核となるモジュラー構造により、マルチマテリアルプリントなど将来追加される予定のオプション機械に適合させ、解像度やビルドボリュームを選択することが可能になる。これにより同システムは、研究開発から生産まで、用途に応じたセラミックおよび金属アプリケーションへ対応することができるようになる。

この新しいシステムには、大量生産のための連続スループットを実現した特許取得済みの自動原料システムが装備されており、セラミックスラリーに関連する高粘度の材料を処理するよう設計されている。システムはまた、自動視覚制御投与機構を利用して、大型コンポーネントの3Dプリントにも対応する。

 

Admaflex 300 スペック

  • プリント技術:DLP
  • ビルドボリューム(X、Y、Z)
    200×200×300 mm(80μm)
    200×160×300 mm(62.5μm)
    160×128×300 mm(50μm)
    100×89×300 mm(35μm)
    * Zステージのオプション増加、最大500 mm
  • レイヤー厚:10 – 200 µm
  • ビルド速度:1時間あたり最大300レイヤー
  • 本体寸法(WxHxD):1282×1900×1000 mm
  • 本体重量:約500 kg
  • 接続:イーサネット、USB
  • 所要電力:110/230 V
  • ファイル互換性:SLC、STL
  • 最終製品密度
    テクニカルセラミックス:98.5%– 99.8%*
    金属:99%*
    *焼結曲線に依存

Admaflex 300は、2019年11月19日からドイツ・フランクフルトで開催される「Formnext 2019」に展示され、11月19日から予約注文を開始する。


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