AM関連企業3社が共同で日本国内向けに高性能なAMソリューションの提供を開始
オートデスク(以下 Autodesk)とドイツの高性能3DプリンタメーカーEOS GmbH(以下 EOS)およびEOSの国内唯一の代理店であるNTTデータエンジニアリングシステムの3社は、高性能の積層造形(Additive Manufacturing:以下 AM)ソリューションを提供するため、日本国内で新たに協業することを発表した。
今回の協業は、造形精度に定評のあるEOSのハイエンドインダストリアル3Dプリンタと、最高水準のデザイン、シミュレーション、造形準備を実現するソフトウェア「Autodesk Netfabb」を組み合わせて提供し、ユーザーにAMの持つ利点を最大限に活用してもらうことを目的としている。
EOSのAPACセールスディレクターJack Wu氏は次のように述べている「Autodeskとの協業の理由は、成熟を高めている日本のAM市場にあります。日本のお客様はAMの技術を利用することに関して理解を深めつつあります。そのため、使い勝手の良いシームレスなワークフローやシミュレーションのような複雑なデータの処理を目的としたデータ準備の需要が高まっています。」
また、AutodeskのAPAC AMプロダクトスペシャリストPeter Rogers氏は次のように述べている「AMが製造プロセスの一部へとなりつつあることを受け、デザインの最適化から造形物の後処理までをカバーする最高品質のソリューションをご提供し、日本のお客様が市場をリードするEOSのハイエンドインダストリアル3Dプリンターのパフォーマンスを最大限に活かせるようにすることがAutodeskの使命だと考えています。」
今回の協業により3社は「発展し続ける日本のAM市場で、3社の強みを活かしたソリューションをご提供し、お客様へ貢献したい」という強い想いを示している。
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