EOSが射出成形に置き換わる革新的3Dプリント技術を発表

EOSはFormnextで100万個の半導体レーザーを用いたポリマー3Dプリンティング技術を発表

ドイツの工業用3DプリンティングソリューションプロバイダーであるEOSは、2018年11月13日からドイツのフランクフルトで開催されるFormnext 2018で、「LaserProFusion テクノロジー」と呼ばれる革新的なポリマーAdditive Manufacturing製造技術を発表する。

EOSの新しいLaserProFusionテクノロジーは、標準的なレーザー焼結プロセスのように単一のCO2レーザーを照射するのではなく、約100万個の半導体レーザー(diode laser)を使用して材料を溶融し、層ごとに部品を生成する。このレーザーアレイは最大出力5キロワットを有し、部品点数やオブジェクトの形状にかかわらず、露光時間を大幅に短縮して従来システムの10倍の高速3Dプリントを実現。このビルドプロセスは非常に生産性が高く、射出成形に置き換わる生産効率を誇る。

さらにEOSは、NASAによって開発された技術「Technology Readiness Level(TRL)/技術成熟度レベル」と呼ばれるシステムを導入する。TRLは、デバイスと材料の成熟度を判断し、開発中の技術的ソリューションが実際の運用へと適応可能なレベルにどれだけ近いかを表す指標となる。EOSはTRLの検証結果をデータベース化し、製造業者に提供することを目標としている。


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