Epic GamesがSketchfabを買収

Epic Games、Sketchfabの買収で3Dクリエイターの収益活動システムを強化

世界最大の3Dグラフィックスエンジン「Unreal Engine」の開発者であり、Fortnite、Gears of Warなどの人気ゲームを開発する米国ノースカロライナ州のゲームおよびソフトウェア開発企業 Epic Games, Inc. は、3Dクリエイターのためのコンテンツ共有プラットフォーム Sketchfab を買収したことを発表した。

Webベースの3Dコンテンツプラットフォームとして、3D、AR、VRなどコンテンツを共有、編集、売買可能なSketchfabは、2012年のサービス開始以来、500万人以上のユーザーと3Dプリント用にデザインされたオブジェクトを含む400万のアセットを要する巨大プラットフォームへと成長。世界最大のビデオゲーム開発会社のひとつであるEpic Gamesは、業界標準のビデオゲームエンジンの一つである「Unreal Engine」用アセット(ビデオゲーム内にキャラクターや小道具を配置するためのデジタル3Dファイル)を強化するため、独自のマーケットプレイスを運営し、3Dクリエイターのハブとしての役割を果たしてきたが、今後その役割をさらに強化することを目的に、Sketchfabを買収した。

Epic Gamesは今回の買収条件などの詳細を明らかにしていないが、Sketchfabは今後も独自ブランドとして運営を継続するとともに、Unityや他のエンジンを含む同社製品がサポートする様々なツールやプラットフォームとの互換性を維持することを保証。SketchfabはUnreal Engineチームと密接に協力しながら、独立したブランドとしてプラットフォームの機能性向上を目指すとしている。

Unreal Engineの副社長兼ゼネラルマネージャーであるMarc Petit氏は「リアルタイム3D技術の導入が進むにつれ、Webベースのソリューションに対する需要はますます高まっていくでしょう。我々はSketchfabチームと協力して、さらに多くのクリエイターを支援できることを嬉しく思います。」と述べている。


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