BMFが高解像度マイクロスケール3Dプリンタを発表

Boston Micro Fabrication、超高解像度のマイクロスケール3Dプリンタ「microArch」を発表

独自のマイクロ3Dプリンティング技術を搭載した3Dプリントシステムを提供する3Dプリンタメーカー Boston Micro Fabrication(以下 BMF)は、2μ(0.002mm)の超高解像度プリントに対応した新型マイクロスケール3Dプリンタ「microArch」シリーズをリリースした。

同社が、業界で最も正確で高解像度な商業用マイクロスケール3Dプリンティングソリューションと称している「MicroArch」は、BMF独自の「Projection Micro-Stereolithography(以下 PμSL)」3Dプリント技術を利用して、高解像度のマイクロスケールパーツを製造することができる。

「PµSL」は、ステレオリソグラフィー(SLA)、投影リソグラフィー技術、UVフラッシュを組み合わせたプリント技術で、高靭性樹脂、弾性樹脂、注型樹脂、高温樹脂などの様々な材料と互換性があり、人間の髪の毛の100倍以上のスケールで高解像度の微細構造を3Dプリントすることができる。
「microArch」シリーズのひとつ『microArch P150』3Dプリンタは、2µm(0.002mm)の解像度に対応しており、高解像度対応を必要とする製品開発、医療、教育/研究など用途に応じた様々なアプリケーションに対応。

 

microArch P150 スペック

  • 光源:UV-LED(405nm)
  • プリント材料:感光性樹脂
  • 露出解像度:25μm
  • XY解像度:25μm〜50μm
  • レイヤー厚:10μm〜50μm
  • プリントエリア:48×27×50mm
  • プリント高さ:2mm〜10mm
  • 入力データファイル形式:STL
  • 電源:3000w
  • 外形寸法:1200(L)×1000(W)×1600mm(H)
    総重量:300kg

2016年、マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授ニック・ファン博士によって設立されたBMFは、米国マサチューセッツ州、中国広東省深および日本にオフィスを構えている。


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