Markforgedが難燃性3Dプリント複合材料を発売

Markforged、産業用材料にV-0レートの難燃性マテリアル「Onyx FR」を追加

マサチューセッツを拠点とする3Dプリンタメーカー Markforged は、同社の産業用3Dプリンタインダストリアルシリーズ(Xシリーズ)で利用可能な、V-0レートの難燃性マテリアル「Onyx FR」を追加した。

Onyx FRは、ナイロンとカーボンファイバーを組み合わせた既存のオニキスフィラメントと異なり、連続炭素繊維を埋め込んだ同社初のV-0レートの難燃性3Dプリント用材料で、優れた強度、プリント品質、表面仕上げ、および耐火性を誇り、着火しても自動鎮火し燃え広がらないため、航空宇宙、自動車、防衛産業など多くの用途に適している。

Markforgedの製品開発の副社長であるJon Reilly(ジョン・レイリー)は次のように述べている「世界中の製造メーカがMarkforgedを選ぶ理由は、弊社のインダストリアル3Dプリンタが、コストと時間を大きく削減し、強度を保ちつつ軽量化されたエンドユースパーツを製作できるからです。Onyx FRは、公の燃焼安全基準を満たしているため、難燃性が重要となる航空宇宙業界、自動車業界、防衛関係で用途を広げるでしょう。さらに連続カーボンファイバーを埋め込んで強度を増せば、エアクラフト・グレードのアルミニウムと同等の強度を、その半分の重量で達成できるのです。」

「Onyx FR」は、Markforgedのクラウドベースのソフトウエア・プラットフォーム「Eiger(アイガー)」で利用できる、メタル、プラスチック、連続ファイバーの広いマテリアル・ポートフォリオの1つに追加された。Eiger使えば、ユーザは簡単にパーツをプリンタ用にデザインし、材料を選び、ワンクリックでクラウド上に接続された世界中のMarkforged 3Dプリンタから出力ができる。
Onyx FRデータシート:http://static.markforged.com/downloads/composites-data-sheet.pdf

一般的なFFF/FDM方式3Dプリンタで利用可能な難燃性フィラメント

オランダの大手フィラメントメーカーFormFutura社の正規パートナーである3Dプリンタ専門ショップ「3DFS(運営:アイディーアーツ株式会社)」では、一般的なFFF/FDM方式3Dプリンタで利用可能な、難燃性(自己消火性能)フィラメント『ABSpro – Flame Retardant Black』を販売しています。

ABSproは、ポリカーボネート、ABSなど含めた混合材料(難燃剤ブラック化合物)で、UL 94 V-0 難燃性規格(材料の燃えにくさの度合いを表す規格)に適合するように設計された革新的な自己消火性フィラメントで、ポリカーボネートを高い割合で含んでいるにも関わらず、一般的なABS同等の温度でプリントすることが可能です。

※ このフィラメントは、下記の指令および規制に準拠
RoHS directive 2011/65/EC、REACH directive 1907/2006/EC
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