3Dプリント技術を利用した快適フィットブラジャー

仏スタートアップが3Dプリント技術でパーソナライズされた3Dプリントブラジャーを開発

フランスのスタートアップ「Endeer」は、3Dプリンティング技術を使用して、着用者の身体に快適にフィットするブラジャー「SHAPE」を開発するため、クラウドファンディングIndieGoGoでキャンペーンを開始。目標額€7,000を大幅に上回る€11,869(6月27日現在)の資金を調達している。

ESMODの学生Mathilde Alloinとパリ政治学院の学生Claire Chabaudは、自らの体験を元に、女性の体に適切にフィットするマス・カスタマイゼーション(低コスト生産と柔軟なパーソナライゼーション)ランジェリーを開発するため、Endeerを起業。新技術を通じて女性の体に快適さをもたらす方法として、3Dスキャンや3Dプリント技術に着目。

SHAPEブラジャーを生成するためのプロセスには3つのステップがある。
先ず、スマートフォンのカメラ機能と専用アプリを利用して胸の周りを3Dスキャン。次に、Endeerのソフトウェアが、利用者のバストに最適なアンダーワイヤーの3Dプリント用モデルを構築。最後に、3Dプリント製アンダーワイヤーをブラジャー内に設置し、カスタマイズされたブラジャーが完成する。

3Dプリント製のアンダーワイヤーは取り外しが可能で、新たに購入したブラジャーのワイヤーと簡単に交換することができる。また、パーソナライズされた3Dプリント製アンダーワイヤーを購入した後は、3Dスキャンからのプロセスを繰り返す必要がないため、低価格で繰り返し利用(オーダー)することも可能となる。

IndieGoGoキャンペーンはフランス国内のみの発送となるが、Endeerは現在2つの国際特許を提出しており、今後はフランス国内だけでなく、世界各国で利用できる可能がある。


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