オランダ代表ホッケー選手、3Dプリント手首装具を装着

3Dプリント製手首装具を装着したオランダ代表が欧州選手権でチームを優勝に導く

オリンピックに3度出場し、2008年および2012年の夏季オリンピックで金メダルを獲得したオランダ代表のフィールドホッケー選手エバ・デ・グーデ(Eva de Goede)は、2021年に開催される「フィールドホッケー欧州選手権」開幕2ヶ月前に事故に遭い手首を骨折。3Dプリンタで作られた手首用装具を使用してチームへの復帰を果たした。

欧州選手権開幕の2ヶ月前に手首を骨折し選手権までに回復が不可能と思われていたエバ選手は、手首の手術後、オランダのオンライン3Dプリントサービス Beamler の協力を得て3Dプリンタで作られた特別使用の装具を装着し、選手権前のチームへ復帰した。

3Dプリント製の手首用装具は、選手の腕を3Dスキャンした後、3Dスキャンから3Dプリントまで装具製造のためのオールインワンソリューションソフトウェア「Artus3D」を利用して3Dモデル化。エバ選手のためにカスタマイズされた装具データは、オランダのオンデマンド3Dプリントプラットフォーム Beamler のプリントサービスを利用してプリントされた。

3Dプリント製装具を装着して欧州選手権に参加したエバ選手は、オランダ女子チームにとって3度目となる欧州ホッケーのタイトルを見事獲得した。


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