3Dプリント製宿泊施設「フィボナッチハウス」が世界で初めてAirbnbに掲載される

オランダを拠点とする建設3Dプリントサービスのスタートアップ Twente Additive Manufacturing（トゥエンテ・アディティブ・マニュファクチャリング／TAM）が、カナダの田舎町に3Dプリント製の宿泊施設を建築。人気のハウスシェアリング・ネットワークである Airbnb に掲載された。

「Fibonacci House（フィボナッチ・ハウス）」と名付けられたこの建物は、数学者レオナルド・フィボナッチに因んで名付けられたフィボナッチ数列に基づいて設計された3Dプリント製の住宅で、工場内で分割造形された壁面を現地に運び組立てた後、地元の業者により天井、窓、水回り、電気（Wi-Fi含）工事などが施された。

フィボナッチ数を模した螺旋状の建物には、2つのロフト付き寝室、バスルーム、プライベートエントランス、無料駐車場などが備わっており、1泊164ドルで最大4人まで宿泊することができる。

カナダの西端にある州、ブリティッシュコロンビア州のネルソンから40kmほど離れた美しい森の中に設置されたフィボナッチ・ハウスの宿泊者は、パーセル山脈の雄大な景色を眺めたり、国立公園内の湖で遊んだりと、カナダの雄大な自然を満喫することができる。

TAMによれば、このプロジェクトで得た収益は、住宅危機を解決することを目的とした「World Housing（.org）」という団体に寄付されるという。

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