- 2018-9-14
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Zortraxは新型UV LCD技術採用の3Dプリンタで歯科市場などに参入
ポーランドの3DプリンタメーカーZortraxは、既存Zortraxシリーズ(FFF方式)とは異なる新しい造形方式を採用した3Dプリンタ『Inkspire』を発表した。
Inkspireは、従来の光造形(SLA方式やDLP方式)と異なり、UVバックライトでフォトポリマー原料を硬化させるLCDディスプレイを備えたUV LCD技術を採用しており、従来のSLA方式やDLP方式3Dプリンタよりも最大8倍の高速3Dプリントを実現。
最大造形エリア 74x132x175mm を有するInkspireは、ワークスペースに影響されることなく、50×50×25ミクロンの一定精度で20~36mm/hの造形速度を維持することが可能。また造形には専用のフォトポリマー材料「Zortrax Resin Basic」を使用するが、波長405nmの光で硬化できる樹脂材料であれば、純正外材料も利用することができる。
Inkspireの制御には、Zortrax 3Dプリンタ専用のスライシングおよび3Dプリントファーム管理ソフトウェア「Z-SUITE」を使用する。
Z-SUITEは、Inkspireの取扱いに合わせ、モデルレイヤー毎に必要なレジンの量を計算し、リフィルが必要なときに正確に一時停止するためのスケジュール管理など、いくつかの機能を追加した。
Zortrax Inkspire スペック
- プリント技術:UV LCD
- ピクセルサイズ:50ミクロン(0.05mm)
- レイヤー厚:25、50、100ミクロン
- プリント速度:20〜36mm/h
- ビルドボリューム:74x132x175mm
- 光源:UV integrated light(波長405nm)
- 接続:Wi-Fi、イーサネット、USB
- デバイスOS:アンドロイド
- タッチスクリーン:4 “IPS 800 x 480
- 利用可能な材料:Zortrax Photopolymer Resin Basic、外部材料
- ソフトウェア:Z-SUITE
- ファイルタイプ:.stl、.obj、.dxf、.3mf、.zcodex
- サポートフォーマット:.cws、.zcodex
- OS:Mac OS X 、Windows 7以降のバージョン
- 本体:210×210×420mm
- 本体重量:9.2kg
- 電源:110V〜5.9A 50 / 60Hz 240V〜2.5A 50 / 60Hz
- 最大消費電力:50 W
- 付属品:3Dプリンタ本体、Z-SUITE、スターターキット、Zortraxフォトポリマーレジンベーシック(500 ml)
- リリース時期:2018年秋
- 製品価格:2,699ドル
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