米海軍がStratasysの大型3Dプリンタ25台を購入

米海軍がストラタシスと2000万ドルの契約を結び25台の大型3Dプリンタ「F900」を購入

2021年8月23日、米海軍は、3Dプリンタメーカー Stratasys(ストラタシス)に対し、今後5年間で最大25台の「Stratasys F900」3Dプリンタを導入する契約を締結したことを発表した。契約の総額は2,000万ドル(約22億円)で、最初の8台は2021年末までに納品されるという。この契約には、3Dプリンタに加え、システムのサポートとメンテナンス、材料、初期トレーニングなどが含まれている。

米国国防総省(DoD)は、2021年1月にアディティブ・マニュファクチャリング(以下 AM)戦略をまとめた報告書を発表。この報告書では、製造業はデジタル革命期を迎えており、デジタル製造エコシステムへの移行においてAMが重要な役割を果たすことが報告されている。またAMは、国防システムの近代化、兵器の即応性の向上、戦力の革新と能力の強化に役立つとしている。国防総省は、3Dプリンティングの使用を促しながら、AM製造を広範囲な防衛産業基盤に統合するという目標を設定している。


Stratasysの大型FDM方式3Dプリンタ「F900」

導入される大型3Dプリンタ「Stratasys F900」は、米国と日本の米軍基地に設置され、最終用途部品、工具、訓練用補助器具などの製造に使用される可能性がある他、米海軍が世界中の基地で分散型積層造形法を使用して航空機の維持管理を行うという目標の達成を支援することになる。


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