- 2022-5-19
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3Dプリント速度を2倍にするソフトウェア「FBS」RAPID + TCT Conferenceで発表
ミシガン大学のスピンオフ企業である Ulendo は、3Dプリント中の振動を抑え、精度を犠牲にすることなく3Dプリント速度を2倍にすることができるソフトウェアを開発。2022年5月17日から開催されている北米最大の積層造形技術展「RAPID + TCT Conference(以下 RAPID + TCT)」で発表した。
関連記事:FFF方式の3Dプリント速度を倍増させるアルゴリズム
「Filtered B Splines」の頭文字から名付けられたUlendoのソフトウェア「FBS」は、3Dプリント精度を犠牲にすることなく、プリント中の振動を抑え、従来の3Dプリントの2倍の高速化を実現する。
U-M大学機械工学准教授で、Ulendoの創設者であるChinedum Okwudire氏は次のように述べている。「プリント時の振動を抑えたい場合、速度を落とすことで対応できることがほとんどです。しかし、3Dプリントは既に低速であるため、その解決策は別の欠点を生み出します。しかし、私たちが開発したソリューションは、エネルギー消費を抑え、プリント速度を2倍にし、部品あたりのコストも削減することができます。例えば、3Dプリンタに直進性を求めると、振動によって上方に移動してしまいます。FBSのアルゴリズムは、3Dプリンタに下向きの経路を観察するように指示し、その経路を辿ろうとした際、直進するように仕向けます」
Okwudire氏率いる研究チームは、このアルゴリズムを様々なタイプの3Dプリンタ、ロボットや工作機械など、他の機器にも拡張する取り組みを開始する予定であるとしている。
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