- 2017-9-19
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医療から工業製品まで様々な分野に適用可能な超高速&高解像度DLP 3Dプリント方式が登場
ウクライナのエンジニアから組織されたスタートアップ「Sprybuild」は、CPWC(Continuous Production with Wavefront Converting)と呼ばれる世界最速のDLP 3Dプリント技術を開発した。
Sprybuildが開発した液体フォトポリマーによ高速連続プリント技術は、化学放射線の波面変換に基づいており、ビルド領域内で毎分1〜10mmまたはそれ以上の高速で直接造形物を形成し、従来の典型的な樹脂造形プロセスよりも大きな体積をプリントすることができる。
また、CPWC技術は光重合可能な液体を用いた複雑な混合物からの高解像度3Dプリントに対応しており、ナノ粒子(微粒子)、充填剤、染料、マイクロファイバー、強磁性体、常磁性体、金属、発光体など様々な種類の機能材料を利用した電子機器や医療器具などを生成することができる。
CPWCは、標準的なSLA/DLP技術よりもピクセルを大幅に小さくすることができるため、剛性、柔軟性、ゼリー状など様々な特性を有する複合製品の生成を可能にし、薬剤やマイクロカプセルのような製品から微小細胞または微小毛管構造を有する物体など、バイオ3Dプリント分野への適用も可能にしている。
Sprybuildは既にCPWC技術と3Dプリンタの特許を出願しており、2017年9月18日~20日に米国・サンフランシスコで開催される「TechCrunch Disrupt」でこの3Dプリンタを初披露する。
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