Relativity、今夏3Dプリントロケットを打上げ

Relativityが世界初の完全に3Dプリンされたロケットを2022年夏に打ち上げへ

航空宇宙3Dプリントのパイオニア Relativity は今夏、フロリダ州ケープカナベラルにある空軍基地第16複合発射施設(Launch Complex 16)から「GLHF(Good Luck, Have Fun)」と呼ばれる世界初の完全に3Dプリントされたロケット『Terran 1』の打ち上げを予定。この打ち上げは、Relativity 初の軌道への挑戦であり、将来的にこのロケットは、地球低軌道(Low Earth Orbit=LEO)まで最大1250kg / 2756ポンドのペイロードをサポートし、最大目標高度を500km / 310マイルにする予定である。

2段式の「Terran 1」は、高さ110フィート(33.5メートル)、幅7.5フィート(2.8メートル)の使い捨てロケットで、現存する3Dプリント製品の中で最も大きく、乾燥質量は9,280kg(20,458ポンド)となっている。またこのロケットには、第1段に9基のイオンエンジン、第2段に1基のイオンバックを搭載。

このイオンエンジンは、1基あたり100,000N / 23,000 lbfの推力(海抜レベル)、113,000N / 25,400 lbfの推力(真空中)を発生させることが可能で、燃料には、液体酸素(LOX)と液体天然ガス(LNG)を使用。これらはロケット推進に最適なだけでなく、再利用可能で、最終的に火星でメタンに移行するのが最も簡単な方法とされている。

ロングビーチにある Relativity 本社は、93エーカーの元ボーイングC-17製造工場で、2,000人以上の従業員が勤務しており、冶金研究所、DMLSプリンター、ミッションコントロールセンターのほか、同社独自の世界最大の金属3Dプリンタ「Stargate 3D Printer」数十台を収容。この3Dプリンタは、世界初の3Dプリントロケット「Terran 1」と、再利用可能な3Dプリントロケット「Terran R」の両方を原料から飛行まで60日間でプリントする能力を有している。


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