- 2016-7-5
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様々な素材のペレット材料が利用できるマルチマテリアル3Dプリンター『Pam』
フランスのスタートアップ「pollen」は、ペレットを材料として利用できるマルチマテリアル対応の3Dプリンター『Pam』をリリース。
Pamは、洗練された木製筐体に4つのヘッドを要したデルタ方式3Dプリンターで、各ヘッドには異なる素材のペレット材料を利用することができるマルチマテリアル仕様。
最大で4種類の材料を同時に利用した3Dプリント造形ができる新しいタイプの3Dプリンターです。
高い意匠性の本体には350℃の高温に対応した4つのエクストルーダーが備えられており、一般的なPLA素材の他、軟性素材など様々な材料を利用することができる。
材料は、写真のような洒落た専用カートリッジに納め、本体に装填する。
Pamはコンパクトな筐体でありながら、デルタ方式の特性を活かし、直径30cm×高さ30cmのビルドボリュームを確保。ラピッドプロトタイピングおよび部品生産など、プロ用途にも対応する造形領域と最大400mm/S・最大40μ精度の造形が可能。
オートキャリブレーションやライブエラー制御、クラウド・コントロール、スマートサポートなどのユーザーライクな基本機能もしっかり搭載されている。
また、Pamには専用ソフトウェア「Honeyprint」が設定されており、クラウド上からPam3Dプリンターのリモート操作や動作状況の確認などが実行できる。
タブレット端末などからも操作可能な「Honeyprint」は、STL、AMF、OBJファイルに対応。ユーザーにはカスタマイズ用APIも公開される予定。
現在予約注文受付中の「Pam」の本体価格は€8,000(期間限定/出荷開始は2017年3月27日以降)となっているが、製品版がリリースされる2017年には本体価格が€16,000になる予定。尚、本体価格の他に、クイックスタートパック(2日半のトレーニング)€500、送料、税金等が別途必要となる。
Pamスペック
- 造形方式:熱可塑性プラスチックおよび関連材料の押出
- マルチ材料:同時4種類まで
- 外形寸法:Ø712mm×H 815mm
- 造形ボリューム:Ø30cm×H 30cm
- 精度:~40μ
- ビルドプレート:アルミ加熱式(120℃)
- ノズル:4種(0.25、0.35、0.4、0.6mm)
- 最大温度:350°C
- 電源:230V
- ソフトウェア:Honeyprint
- 接続:WI-FI、イーサネット
- サポートファイル:STL、AMF、obj…
- OS:最新のウェブブラウザ
- 材料:高強度PLA、ウッド(PLA混合)、軟性(TPU)、ソフト(TipSiv – シリコン)、スマートサポート
ヘッドが4つになれば、それだけオペレーションもメンテナンスも複雑になり扱いは難しくなると思いますが、この意匠性の高さは是非他メーカーさんにも見習って欲しい部分ですね。
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