大学発ベンチャーから誕生した高速3Dスキャンサービス

0.5秒の超高速3D撮影を実現した新型3Dボディスキャナ『SCUVE G4』登場

名古屋工業大学と慶應義塾大学で開発された研究成果をもとに設立された大学発ベンチャー企業「株式会社スペースビジョン」は、高速3Dボディスキャナー『SCUVE G4』と、測定した自分の身体データを管理するオンラインサービス『karada3D.com(ベータ版)』の運用を開始した。

「世界初のポータブルな3Dボディスキャナー」として開発された従来の3Dスキャナーは、測定点の数がおよそ100万点と高密度であり、専門技術者不要、小型軽量でスーツケースで移動も可能、さらに撮影時間はわずか2.0秒という特長から、既にアパレル分野でのオーダーメイド衣服の採寸システムや健康分野のフィットネス・ジム・整体など、あらゆる分野において国内外で広くご利用されているが、今回リリースされた新型ボディスキャナーは、さらなる高速化を実現し、撮影時間は2.0秒から0.5秒と大幅にスキャン時間を短縮。
また、撮影環境についてはこれまでの「準暗室」から一般的な作業スペース(300ルクス程度)の明るさでも計測することが可能となった。

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また、このボディスキャナーによって撮影された体形データを、クラウドサーバーに登録する「karada3D.com(ベータ版)」サービス運用を開始。

近日中に、デベロッパー向けの機能として「Humanmetrics API」が公開される。
このHumanmetrics APIでは、あらかじめ被撮影者が許可した事業者が、被撮影者の寸法情報(ウエスト、ヒップなど)を取得することが可能となる。

例えば、アパレル分野ではHumanmetrics APIと連携することで、店舗で採寸することなく、被撮影者の寸法情報から体形に合った洋服をリコメンドすることなども可能となる。加えて、縫製工場で被撮影者の被服製作に必要な寸法情報を取得するよう連携すれば、Web上のカタログから被撮影者が洋服を選び、それをカスタマイズしたうえで縫製工場で製造、その後被撮影者の自宅まで宅配するといったサービスも実現できるかもしれません。

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現在、同社の銀座オフィスにある「HMSスタジオ」にて、有料3D測定サービスを実施中。
予約サイトはこちら(要事前予約)http://ja.spacevision.tokyo/karada3d/


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