3Dプリント品の仕上げツール「Modifi3D Pro」

3Dプリント作品を仕上げ加工するための加熱式ペンツール『Modifi3d Pro』

精密産業用機器の設計、製造を専門とする英国企業Steelmansは、3Dプリント造形物を仕上げ、修復、修正することができる加熱式ペンツール「Modifi3D Pro」を、クラウドファンディングKickstarterからローンチした。

Steelmanは、2015年に3Dプリント専用の仕上げツール「Modifi3D」をKickstarterからローンチし、1,331の支援者から26,464ポンド(約373万円)の資金を集めてキャンペーンを成功させているが、今回リリースされた加熱式ペンツール「Modifi3D Pro」は、その後継機に当たる製品となり、より使い勝手と加工性能が向上。

450度まで加熱することができるModifi3D Proには、交換可能な10種類の先端ツールが付属しており、3Dプリントされた樹脂造形物に対し、カットや穴あけ加工を施すことができる。

本体に備わった小さなLCDスクリーンとボタンを使用して温度を設定し、専用スタンドから供給される電力から加熱を開始すると、僅か30秒で先端ツールを350℃まで加熱。
安全面に配慮したModifi3D Proにはスタンバイモードとスリープモードが用意されており、スタンドに置かれスタンバイ状態になると、設定されたスタンバイ温度までツール温度を下げる。
このスタンバイモード中に選択した時間を経過すると、本体は自動的にスリープモードに入る。そして再び本体を動かすと自動的に起動して作業モードに入り、最後に設定された温度まで一気にツール温度を上昇させて作業を再開することが可能になる。

Modifi3D Proは、ローンチ開始から直ぐに目標額である20,000ポンド(約282万円)をクリア。キャンペーン開始からわずか4日で400万円近い資金を集めている。

Modifi3D Pro スペック

  • 電源:30W
  • 入力:DC 24V(アメリカ、ヨーロッパ、イギリス、オーストラリア)
  • インターフェース:LCDディスプレイ
  • 温度範囲:150〜450ºC
  • ハンドルサイズ:29 mm x 17 mm x 100 mm(チップを除く)
  • ハンドル重量:約30g
  • ケーブル:長さ1.5m、DC長さ3.5m
  • CE認証済み

1月22日現在、39ポンド(約5,500円)のアーリーバードモデルは完売しており、49ポンド(約6,900円)から支援することができる。商品は、2019年7月に英国から発送開始される(日本への送料は約8,320円)


関連記事

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る