- 2021-7-19
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Luxexcel、スマートグラス等に組込み可能な3Dプリント処方レンズ製造用プラットフォーム「VisionPlatform 7」を発表
2009年にオランダで設立された3Dプリント処方レンズのスペシャリストである Luxexcel は、3Dプリント処方レンズをスマートグラスなどに組み込むことを可能にするプラットフォーム「VisionPlatform 7」を発表した。
「VisionPlatform 7」プラットフォームは、市販のスマートグラスフレームに使用する軽量・薄型の処方レンズの製造を容易にする新機能が搭載されており、ハードウェア、独自の素材、高度なソフトウェアを組み合わせて製造されるもので、様々なAR(拡張現実)アイウェアプロジェクトを展開する企業に向けて提供することができる。
このプラットフォームは、同社の3Dプリント技術「Vision Engine」プロセスをベースに高出力から低出力まで、直径1~65mmの範囲でプリント可能であり、ビルドプレートに噴射した後、UV光で光硬化させる同社の素材「VisionClear樹脂」から生成されるレンズは強力な接着特性を持ち、高温にも耐えることができる。またこの技術は、ガラスやポリマーに直接プリント可能で、市販のメガネフレームとの互換性があり、さまざまな反射防止コーティングや疎水性コーティングをレンズに施すことができる。カスタマイズ性にも優れたこの技術は、フレームの層間にフィルムやLCDスクリーンを挿入することで、AR機能を持たせることもできる。
「VisionPlatform 7」プラットフォームは、技術の信頼性、品質および高い歩留まりを確保するため、主要なプロセスパラメータを積極的に調整することができ、このプラットフォームで製造された3Dプリントレンズは、ISO、ANSI、およびFDAの処方箋アイウェアの要件を満たしている。
LuxexcelのCEOであるFabio Esposito氏は次のように述べている「VisionPlatform 7の発売により、処方箋付きスマートレンズの製造は新たな時代を迎えます。消費者向けスマートグラス市場で勝つため、アイウェアメーカーはスマートグラスデバイスの処方に対応する必要があります。Luxexcelは、スマートデバイスに後付けで度付きレンズを追加するのではなく、スマートテクノロジーと度付きレンズをシームレスに組み合わせるという、破壊的なソリューションを提供します。」
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