- 2020-2-3
- 3Dプリンタ・各種加工機, 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, DLP, テクノロジー, 仕上げ加工, 光造形
3Dプリンタと後処理ユニットを組み合わせた3DプリントシステムGENERA G2/F2
オーストリアのウィーンに本拠を置く3Dプリンタメーカー GENERA は、高解像度の4K DLPテクノロジー搭載の3Dプリンタ「G2」と、3Dプリント品の後処理を自動化した「F2」の2つのユニットで構成された3Dプリントシステムをリリース。
G2 3DプリンタとF2 後処理ユニットで構成されるこのシステムは、Generaの特許取得済みの「シャトル」ソリューションに基づいた独自の製造プロセスにより、効率化された3Dプリントソリューションを提供する。
GENERAプロセスは、ユーザーがCADソフトウェアを使用して作製したSTLファイルをG2 3Dプリンタに送信し、高解像度なDLP3Dプリントシステムでパーツをプリント。プリントされたパーツはシャトル(ハンドリングボックス)に保管され、ユーザーの手を汚すことなく、また紫外線等の光の影響を受けない安全な状態で取り出されF2 後処理ユニットに転送。転送されたシャトル内のパーツは、自動化されたシステムにより洗浄および硬化処理が適用される。
各シャトルには、プリントジョブデータを保存および文書化する「RFID(ID情報を埋め込んだRFタグ)」メモリチップが含まれており、G2ユニットとF2ユニット間のインターフェースとして機能し、トレーサビリティ(追跡可能性)を提供する。
384 x 216 x 350 mmのビルドボリュームを有するG2 3Dプリンタと、自動化されたF2 後処理ユニットは、小規模な生産工場やサービスプロバイダーでの使用を対象としている。
ユーザーによる監視なしで同時に2つの個別ジョブを実行できるプリントシステムは、その効率的なワークフローにより小型部品などの大量のコンポーネントを生産することができる。
G2 3Dプリンタ スペック
- 技術:DLP
- 光強度:最大 20 mW / cm2
- 解像度:4K(3840 x 2160)
- 波長:385 nm DLP
- ピクセルサイズ:100μm、70μm、40μm
- 速度:材料およびバットシステムに応じて、最大3 mm /分
- プリント領域(X、Y、Z):384mm×216mm×350mm
関連記事
- 10万円を切る価格でプロ仕様の精度を実現した3Dプリンタ「DreamerNX」
- 工業用FFF方式3Dプリンタ「Guider2s」販売開始
- FLASHFORGE製品値下げ及び「ExplorerMAX」遅延のお知らせ
- 低価格で高性能な光造形機「ExplorerMAX」
- Formlabsの最新3Dプリンタ「Form 3」日本市場で展開開始
- 驚異的な造形精度を実現した「Infinity X1 SPEED」
- 準産業用途向けFDM方式3Dプリンタ「Creator3」
- 次世代小型3Dプリンタ「Adventurer 3」
- Form 2 値下げのお知らせ
- New Balance、Formlabsと協力した3Dプリントシューズを発売
- 3Dプリンタで造るクッキー抜型に最適な材料は⁉
- MOMENT S 特別価格による販売開始のお知らせ
- 日本初スーパーエンプラ対応水冷式3Dプリンタ『APOLLO』
- UltimakerがGEの教育プログラムに参加
- シカゴ美術館世界的名画52000点のデータを無料公開
- 世界最軽量フィラメント『Pegasus PP Ultralight』販売開始
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp