- 2018-1-15
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Airwolf 3Dは工業グレードのデスクトップ3Dプリンタ「EVO Additive Manufacturing Center」をリリース
米国・カリフォルニア州に本拠を置く3Dプリンタメーカー「Airwolf 3D」は、先に開催されたCES 2018で、工業グレードのプリントを実現した次世代新型3Dプリンタ『EVO Additive Manufacturing Center(以下 EVO)』を発表した。
同社第5世代機に当たる「EVO」は、従来のデスクトップタイプ3Dプリンタよりも高速・高精度な3Dプリンタで、同レベルのパフォーマンスを提供する工業用マシンの半分以下のコストで、かつてないレベルのパフォーマンスと信頼性を提供する。
EVO用に再設計されたGENESIS マイクロコントローラは、より高精度で高度な制御を実現し、一般的に使用されるRamboボードの2倍の速度で3Dプリントを実行。高流量デュアルホットエンド、高トルクカートリッジ式押出システム、メンテナンスフリーのCNC式リニア精密ガイド、ステッピングリードスクリューを備えた特大のステッピングモーターを組み合わせた次世代システムにより、EVOは同クラス最強のAM製造品質を提供する。
また、今回新たなに実装された2つの機能「PartSave」と「FailSafe」は、別名ゾンビモードとも呼ばれており、停電や誤操作などによりプリントジョブが停止した際、電力損失の前にあった場所を想起し、電源回復とともに中断ポイントからプリントジョブを再開することができる。「FailSafe」機能では、フィラメント詰まりや材料不足によりプリントジョブが中断した場合、メンテナンス作業後にプリントヘッドを中断地点まで移動し、プリントジョブを再開することができる。
7インチのMATRIXタッチスクリーンディスプレイと高剛性なアルミニウム製ユニットフレームを採用するEVOのTri-Heat™密閉型ビルド環境は、筐体に大型空気浄化システムを搭載しており、3Dプリント中に空気中へ放出される超微粒子や揮発性有機化合物をろ過し、安全な運用環境を実現。
3Dプリント中の様子を観察するための調光可能な超高輝度LEDも搭載されている。
金属系、カーボン強化ナイロン、水溶性サポート材など、40種類以上のフィラメントの利用が可能なEVOは、プリント中の庫内温度を管理するための独自の加熱システムを搭載しており、精密な温度制御により30立方センチメートルの大型3Dプリントにも対応する。
Airwolf 3Dは、2018年2月からEVO Additive Manufacturing Centerの出荷予定で、本体価格は6,995ドルとなっている。サポートやオプション内容などに関する詳細は不明。
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