Carbonが高性能な産業用3Dプリント樹脂をリリース

Carbonは産業用途に適した新しい3Dプリント樹脂材料「RPU 130」をリリース

シリコンバレーに本拠を置く3Dプリンタメーカー Carbon(以下 カーボン)は、高剛性で高温に対応した産業用途向けに、植物由来の新しい樹脂材料「RPU 130」をリリース。2019年10月16日~10月23日までドイツのデュッセルドルフで開催される「K 2019 国際プラスチック・ゴム産業展」で発表する。

優れた強度、剛性および高温耐性を必要とする高性能なアプリケーション向けの新材料「RPU 130」は、RPU 70、FPU 50、EPX 82などCarbonの既存樹脂材料が有する多様な特性を兼ね備えた材料で、グローバルサイエンス企業 DuPont と食品原料と関連ソリューションを展開する Tate&Lyle の合弁会社 DuPont Tate&Lyle の100%植物ベース材料「Susterraプロパンジオール」を約30%配合し、石油ベースの材料と比較して、温室効果ガスの排出量を48%減少させ、ライフサイクル全体で再生不可能なエネルギーを46%削減する。


RPU 130で製造されたブレーキキャリパーカバー

この新しい材料は、カーボンのCLIP対応「Digital Light Synthesis(DLS)テクノロジー」専用に作られており、車両用エアダクトやブレーキキャリパーカバーなどの自動車用途に加えて、サングラス、ハウジング、デバイス・エンクロージャーなど、幅広い用途に適している。


RPU 130樹脂で作られたサングラス

またカーボンは「RPU 130」の使用に必要な3Dプリンタ用ツールとソフトウェアを含む調剤用ソリューションを提供する。


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