RiddellはNFL選手用ヘルメット部品を3Dプリンタで量産

Riddellはプロフットボール選手用ヘルメット部品の量産のためCarbonと提携

1929年設立の米国老舗スポーツ用品メーカー「Riddell」は、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)選手が着用するカスタムヘルメット「Riddell SpeedFlex Precision Diamond helmet」のヘルメットライナーを3Dプリント技術で量産するため、3Dプリンタメーカー「Carbon」と提携した。

スポーツ用品ブランドadidasや自動車メーカーFordなど、多くの企業に対しAM技術をベースとした量産システムを提供し、業界を大きくリードするCarbonは、今回新たに米国のスポーツ用品メーカー「Riddell」と契約し、カスタマイズされた革新的なデジタルデザインのヘルメット「Riddell SpeedFlex Precision Diamond helmet」に装着されるラティス構造の3Dプリント製ヘルメットライナーを生産する。

Carbonの3Dプリント技術が採用される「Riddell SpeedFlex Precision Diamond helmet」は、選手一人ひとりの頭部を正確にスキャンし生成されたカスタムデジタルモデルを元に、物理シミュレーションと最適化技術を用いた独自システム「Carbon Lattice Engine」を適用し、データベースから自動的に最適なラティス構造を設計およびシミュレーションし、対象となるアスリートに最適なラティスライナーを選択。

選択されたデータを元にCarbonは、R​​iddellの厳しい性能要件を満たすよう特別に設計された高減衰エラストマー材料と、Carbon独自の「Digital Light Synthesis」技術を使用して、快適なフィット感と高い衝撃吸収性を提供するために配置される140,000を超える個々のストラットで構成される7つのラティスライナー部品を製造する。

3Dプリンタによって生産されるラティスライナーは、頭部への衝撃を受けた後に元の形状に戻るよう設計されており、従来の製品を凌駕する高い安全性と快適性を実現している。

Carbonは、Riddell SpeedFlex Precision Diamond helmetの量産化に当たり、新型3Dプリンタ「L1」による新たなソリューションを構築。
L1は、既存のM1およびM2 3Dプリンタと同じ「Digital Light Synthesis」および「Continuous Liquid Interface Production(CLIP)」テクノロジーをベースに、大量生産向けに設計された大型機で、初期モデルM1の10倍、M2の5倍の体積「189×118×326mm」を提供し、同時により多くの部品を生産する能力を有している。
L1に関する詳細はこちら

Riddellの研究開発部門担当上級副社長であるThad Ide氏は次のように述べている「シリコンバレーの大手デジタルメーカーであるCabonとの提携は、フットボール選手の競技中の保護を強化するという当社の取り組みを強化する物であり、フットボール用ヘルメットにデジタル製造を使用した最初の企業として、有望な新技術を採用し、現在および将来にわたって当社のイノベーションロードマップを推進することにより、業界のリーダーシップを維持したいと考えている。」

Carobnの量産プロセスによって開発される「Riddell SpeedFlex Precision Diamond helmet」は、2018年シーズン中にNFLチームの一部プレーヤー使用されていたが、2019年からエリートレベル向けに限定的に市販される予定となっている。


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