BMF 最新ケーススタディVol.10

Adv.Mater表紙記事: 精密3Dプリンティングと超音波モータ

音を動力源とし、非接触で制御できる技術は、多くの分野で強く求められている。 最近、研究者は非接触メタエンジンブロック(Meta Engine Block, MEB)と、BMFの高精度3DプリンターmicroArch® S140」を用いて、特定の音波の線形運動量(linear momentum)を軌道角運動量(orbital angular momentum)に反転させることができる新しい超音波モータを製作。
この研究成果は「Twisting Linear to Orbital Angular Momentum in an Ultrasonic Motor」というタイトルで、学術誌「Advanced Materials」に掲載され、雑誌表紙にも採用された。


本研究の超音波モータ原理図

この超音波モータのな特徴

  1. 必要な音源は1つだけ
  2. モータの性能に影響を与えることなく、MEBの形状を自由に設計することができる
  3. シンプルな構造で小型化を実現


BMF社のプリンタmicroArch®S140(解像度:10μm)で製作したMEBモデル(W=8mm,d=0.4mm,t=0.2mm)

このようなシンプルな非接触型超音波モータは、チップスケールの符号化・復号化や非侵襲的な微粒子操作など、様々なチップ技術へ広く応用されることが期待されている。


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