アディダスは新しい3Dプリントシューズ「Futurecraft 4D」を量産するためCarbon社と提携
2015年に3Dプリントシューズ「Futurecraft 3D」を発表したadidasは、米国の3DプリンタメーカーCarbon(旧Carbon3D)と、adidasの新しい3Dプリントシューズ『Futurecraft 4D』を量産するため、パートナーシップ契約を締結した。
両社は、Carbon社の「Digital Light Synthesis」技術を使用し、2019年までに100,000以上の3Dプリントシューズを量産する。
Digital Light Synthesisは、Carbon社の高速3Dプリント技術「CLIP(Carbon3D’s layerless continuous liquid interface production technology)」テクノロジをベースとしており、酸素透過性光学液体樹脂「Carbon EPU 40」材料を使用し、クッション性、安定性、耐久性に優れた3Dプリントシューズを生成する。
3Dプリント技術を利用し製造されるFuturecraft 4Dシューズは、各競技者のニーズに対し、より短時間で正確なシューズ製作を可能にする。
同社はこのDigital Light Synthesis技術を利用することで、原料や製造コストの軽減と共にカスタマイズ性に特化したシューズ生産を目指している。
2016年末、最新3Dプリントスニーカー「3D Runner」を東京など一部都市で限定発売したadidasは、新しい3Dプリントシューズ「Futurecraft 4D」を2017年4月より特定のユーザー向けに販売し、その後2017年秋冬シーズンにて5,000ペアを販売。2019年末までには10万ペア以上の3Dプリントシューズの量産を目標としている。
大手スポーツブランドが次々と3Dプリントシューズをリリースする中、先陣を切って3Dプリントシューズの量産化を開始したadidas。この流れは、後を追うNewBalance、UNDER ARMOR、NIKEなどにも波及するのではないだろうか。
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