- 2021-10-31
- 最新情報
- 3DFS, 3DPrinter, 3DPrinting, 3DPS, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, 3Dモデリング, Bike, CNC, eco, FDM, FFF, filament, エコ, テクノロジー, バイク, フィラメント, ペレット, リサイクル, レーザーカッター, レーザー彫刻, 切削加工機
誰でも自由にダウンロードして3DプリンタやCNCで造れるオープンソースの木製自転車「Openbike」
スペインのバスク地方の建築事務所 arquimaña(アルキーマナ)は、都市の二酸化炭素排出量削減などを目的に、誰でも自由にダウンロードして制作可能なオープンソース木製自転車「Openbike」のデータを公開した。
openbikerev3
このプロジェクトは、自転車愛好家に向けたものではなく、環境保護を主な目的としている。
木製自転車「Openbike」のコンセプトは、持続可能な都市計画、都市交通、分散型生産、知識の共有、コミュニティ、資源の責任ある利用に関するものであり、無公害の都市交通手段である自転車のデザインに具現化されている。
「Openbike」という名称が示す通りこの自転車はオープンソースであり、誰でも自由に3Dモデルをダウンロード作することができる。ダウンロードした自転車のメインフレームは、合板とCNCマシニングプロセスを使って造ることが可能で、サドル、ハンドル、ハブなどの一部の部品については、3Dプリントしたり、廃棄自転車などから回収した部品を応用することができる。
「Openbike」には「Rev1」から「Rev4」までのいくつかのバージョンがあり、それぞれのモデルには固有の特徴を含んでいる。例えば「Rev3」は、その大きさから子供や小柄な人を対象としている。「Rev4」はオープンバイクの最上級バージョンであり、より快適なシートと取り外し可能なハンドルバーを備えている。
openbikerev4
このプロジェクトは、2054年までに都市が消費するすべてのものを生産することに挑戦する「グローバル・ファブ・シティ・イニシアチブ」の一環として行われ、無公害の都市交通手段である自転車を自分たちで製造するために必要な方法を市民に提供したいと考えている。
「Openbike」は現在、2021年ベネチア・ビエンナーレのスペイン館と、ドミニク・ペローがキュレーションする2021年ソウル・ビエンナーレの都市展に出展されている。
関連記事
- プラスチック廃棄物から生まれた3Dプリント製電動三輪車
- 3Dプリンタで実現する電動キックボード「Scotsman」
- Snapmaker 15%割引キャンペーン開催
- 100%リサイクルされたTPUフィラメント「Reciflex」
- 漁網を3Dプリンタ用フィラメントにリサイクル
- 複合材用ロボットエクストルーダー「E50」
- 3Dプリンタで実現する電動キックボード「Scotsman」
- 3Dプリント技術を活用した東京2020オリンピック表彰台が完成
- 3Dプリント技術でリサイクル可能な商品の製造方法を開発
- 漁網を3Dプリンタ用フィラメントにリサイクル
- PET廃棄物から造られた3Dプリント構造物
- 農業廃棄物から造られる3Dプリント製家具
- 粘土で3Dプリントされた食品保存容器で食品の鮮度を保つ
- 3Dプリント部品でイケア製品をアップグレード
- 廃棄プラスチックから生まれた再生フィラメントの販売開始
- リサイクルプラから3Dプリントされた家具
- 100%自然エネルギー利用の3Dプリント住宅が予約受付中
- レンジや食洗機で使用できるフィラメント『Centaur PP』
- ナノダイヤモンド配合フィラメント「uDiamond PLA」販売
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp