- 2021-8-6
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ドバイ政府、国際的なAM造形のハブになることを目指した3Dプリント研究所を発表
ドバイ政府は、ドバイの首長であるシェイク・モハメド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏が掲げる、他の都市よりも10年先を行くグローバルリーダーになることを目標に掲げた「Dubai 10X」プロジェクトの一環として、国際的なアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)のハブ化を目指し、アラブ首長国連邦(UAE)に世界初の3Dプリントされた研究施設を建設した。
関連記事:世界初!3Dプリント製の研究施設
ドバイの中心地から南方約50kmのサイアルダハルにある世界最大のメガ・ソーラーパーク「Mohammed Bin Rashid Al Maktoum Solar Park UAE」に設置されたこの施設は、オランダの建設用3Dプリンタベンチャー CyBe Construction の建設3Dプリント技術を使用して建設されたもので、DEWA(Dubai Electricity and Water Authority)によって運営される、エレクトロニクス、ソフトウェア、メカニック、プロトタイピングなど、4つの異なるサブラボから構成されている。研究機関は、施設内に設置されたMarkforgedの「Metal X」3Dプリンタなどの3Dプリントシステムを利用して、発電・送電・配電部門の試作品やスペアパーツの生産、在庫のデジタル化支援など、コストとリードタイムの削減および業務の効率化と生産性の向上を目指し、アディティブ・マニュファクチャリングの技術的ソリューション、トレーニング、知識の共有、機械的テスト、技術的・経済的分析、研究開発などが行われる。
同施設のエンジニアはこれまでに、ソーラーパーク内の太陽光発電パネルの性能を低コストでテストできるロボットなどを社内開発しており、DEWAの第4次産業革命部門は、UAEにおける科学研究を促進する取り組みの一環として、現在17の関連プロジェクトに資金を提供している。そのプロジェクトの一部としてDEWAは、PVパネル上で太陽光の乱反射を計算する「アルベド測定」に関する2つ目の特許を取得。この特許には、自律走行型の新型ローバーが含まれており、既に5台が製造されている。
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