DM3Dが巨大なメタル3Dプリントシステムを発表

DM3D、10フィートのパーツを製造できる巨大な新型メタルプリントシステムを発表

大規模3Dプリント部品製造のスペシャリストであるミシガン州の DM3D は、直径10フィート、高さ10フィートまでの大型金属部品を3Dプリントできる複数のプロセスヘッドを備えた「DMD(Direct Metal Deposition)」マシンを発表した。

この巨大なシステムは、局所的にアルゴンシールドを施した同軸ノズルにより、酸化しにくいスチールやインコネル合金等の材料加工に特化システムで、様々な材料を部品の選択した位置に正確に加えることができるため、機能的な特性を持つ複数の材料から構成された金属部品を製造することができる。

この革新的なソリューションにより、複数の異なる金属素材から構成された部品を組み立てる必要がなくなり、コスト削減と製造時間の短縮が可能になる。DM3D独自の「DMD」技術は、金属粉末とレーザーエネルギー源を使い、CAD設計された部品を製造・再製造するプロセスで、他の金属3Dプリント技術と異なり、1回の造形プロセスで複数の材料を使った中・大型のパーツを高速に処理することができる。

DM3Dは既に40件を超える特許を取得しており、航空宇宙、防衛、大型工業用工具などの産業分野で、大型で複雑な金属部品の製造を目標としている。


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