3DSystemsは3DプリンタCube 3D printerの生産終了とCubify.comを閉鎖します
アヴィ・レイチェンタルCEOの辞任や事業所閉鎖に伴うレイオフなど、経営改善を目指す3D Systems社は、エントリーレベル3Dプリンター『Cube 3D printer』の生産終了と共に、同社が運営する『Cubify.com』の閉鎖(2016年1月31日)を発表しました。
株価低迷が続いていた同社は、先日のニューヨーク証券取引場で一時的に値を上げ(今回の発表後(12月28日現在)再び下落)、経営改善策が功を奏したように見えますが
同社はこの度更なる改善策として、『Cube 3D printer』の生産終了と『Cubify.com』の閉鎖を発表しました。
既存Cube 3D printerユーザーのため、消耗品等の販売は続けるようですが、機器本体は生産を終了。
インテリア、ファッション、玩具などの3Dプリント製品の小売やユーザーコミュニティとしても利用されてきた消費者プラットフォームCubify.comも閉鎖され、全ての小売向け3Dプリント製品は、3dsystems.com上で展開する新たな電子商取引プラットフォームを通じて継続販売を予定しています。
これらの対策は、あくまで経営改善のための手段の一つであると思われます。
誤った認識により大きく混乱した3Dプリンタ市場ですが、今後も新たな3Dプリント技術や材料の研究開発により、我々にとってより身近な存在となる日が来るのは間違いありません。ネガティブな話題だけに左右されず、今後の同社の動きにも注目していきましょう。
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