アフリカ最大の低価格3Dプリント住宅建設プロジェクト

Holcimと14Treesがアフリカ最大の低価格3Dプリント住宅プロジェクトを発表

スイスに本拠を置く世界的建築資材のスペシャリストである Holcim (以下 ホルシム)と、アフリカにおける低価格住宅の供給を促進することを目的とした建設ベンチャー 14Trees は、住宅不足が深刻化するアフリカのケニアに、52戸の3Dプリント住宅を建設するプロジェクト「Mvule Gardens」を発表した。

世界では、2030年までに30億人以上の人々が手頃な価格の住宅を必要とすると予想されており、アフリカではこの問題が最も深刻化。ケニアなど幾つかの地域では、すでに200万戸の住宅が不足していると推定されている。
スイスを拠点とする建築材料の世界的リーダーである LafargeHolcim と CDC の合弁会社で、アフリカにおける低価格住宅の供給を促進することを目的とした建設ベンチャー14Treesが開発したこのプロジェクトは、2021年6月にアフリカのマラウイに建設された、世界初の3Dプリント学校に次ぐもので、ケニア南東部の旧海岸州東部にあるキリフィ群に、ホルシム独自のインク(コンクリート3Dプリント用材料)である「TectorPrint」を使用して、52戸の低価格な3Dプリント住宅を建設する。
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マラウイに建設された世界初の3Dプリント学校

米国とアフリカを拠点とする建築事務所 MASS Design Group は、ケニアの環境に適応した手頃かつ持続可能で、複製可能な住宅ユニットを開発するため「Mvule Gardens」を設計。資源効率に優れ、ゼロ・カーボンの建物を認定する「IFC-EDGE Advanced サステナブルデザイン認証」を獲得している「Mvule Gardens」は、包括的で気候変動に強い都市のモデルであるケニアの再生生態系「グリーンハート」の一部であり、この新しい地区には、庭園、共有の屋外スペース、歩行者専用道路が整備されることが予定されている。

これらの設備は、生物の多様性を高める景観の中で、子どもや女性、年配者にとって安全で包括的な環境を促進することを目的としており、3Dプリント技術を用いて建設される住宅は、入居者に応じた3つのタイプ(サイズ)から構成され、2人から5人まで対応している。

住宅に必要な耐久性が求められる3Dプリント壁を実現した独自のインク 「TectorPrint」は、地元の子会社である BamburiCement によって間もなく市場に投入されることが予定されている。


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