- 2018-10-26
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ゼロックスが2019年に3Dプリンタを発表⁈CEOが開発ロードマップについて発言
複写機やデジタル印刷機器の販売および関連サービスを提供する米国企業ゼロックス(Xerox Corporation)は、2019年に3Dプリンタ市場に参入する計画という。
ゼロックスCEOのJohn Visentin氏は、2019年春に投資家やアナリストへ向けて行う財務実績発表を前に「我々は3Dプリント市場に参加するためのロードマップを描いている」と発表した。
ゼロックスの広報担当によれば、3Dプリンタ関連プロジェクトの詳細については、2019年まで明らかにされない。としているが、同社は現在、工業グレード製品の生産に対応した3Dプリント技術の開発に取り組んでいると噂されている。
ゼロックスは過去に3D Systems社のProJet 3Dプリンタシリーズにインクジェットプリントヘッドを提供していたが、2013年に3Dプリント技術に関する知的財産権を3D Systemsに売却している。
参考:3D SystemsのProJet 3Dプリンタ
ゼロックスと同じデジタル印刷機器を展開するHP(ヒューレット・パッカード)は、既に「HP Multi Jet Fusion」システムを採用した産業用3Dプリンタを市場へ投入し、自動車産業、航空宇宙産業、医療業界大手とパートナーシップを締結している。また、2021年までに新たな金属3Dプリントシステム「HP Metaljet」3Dプリンタを製品化し、金属3Dプリンタ市場にも製品をリリースする計画も発表している(関連記事はこちら)。
昨今、最終製品の量産に対応した産業用3Dプリンタの需要が高まる中、産業用インクジェットプリントヘッドの開発で実績のある同社が参入を表明することは必然的と言えるが、飽和状態ともいえる市場において、2019年にリリースされる予定のゼロックス3Dプリンタがどの程度までシェアを伸ばすことができるのか、投資家からも注目されている。
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