- 2015-10-6
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専用アプリと手持ちのスマートフォンを使えば安価な3Dプリンタが完成
9月26日~27日に開催された『Maker Faire New York』でお披露目された世界初のスマホ利用3Dプリンター『OLO』
詳細な情報は未だ公開されておりませんが、同製品は現在クラウドファンディング「Kickstarter」でのローンチ(10月予定)に向け、準備を進めています。
現時点までに入手出来た情報から予測しますと
同プリンターは、手持ちのスマートフォン(Android、iOS、Windows何れも可)の画面をDLP方式のプロジェクター代わりにしたSLA(光造形)方式3Dプリンターに変身させる装置です。
テーブル上に置いたスマートフォンにプリンター本体(下部)をセット。
次いで、フォトポリマー(光硬化樹脂)を本体に注ぎ本体上部を設置。
スマホを含めた本体下部底面には偏光ガラスが設置されており、専用アプリがDLPプリンターのように1槽毎にレイヤー画像を投影、スマホ画面を通して樹脂硬化を実行。
本体上部に設置される造形プレートとモーターが吊上げ(吊下げ)方式DLPプリントを実行するようです。
OLOスマホプリンターが造形できるサイズは7.6cm×12.7cm×5cmとごく小さなモノですが、$99から購入可能(予定)な機種としては、十分な造形ボリュームではないでしょうか?
Maker Faire New Yorkの様子 ソース:https://www.facebook.com/olo3d
OLO専用プリは、Android、iOS、Windows Phoneの各OSに対応しており、アプリをダウンロードするだけで直ぐに3Dプリントが実行できるようです。
スマホベースのアプリのため、データの共有化などSNSを使ったコミュニティなども用意されることでしょう。
OLOは10月のKickstarterスタートアップに向けて準備中のため、公開されている情報に限りがあり誤った部分があるかと思いますが、今後公開される最新情報について順次お伝えして参ります。
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