欧州の建築事務所が月面居住装置を3Dプリント

SAGA Space Architects、高さ7mの月面居住装置を3Dプリント

未来の宇宙旅行者のための住空間設計に取り組んでいるコペンハーゲンの建築設計事務所 SAGA Space Architects は、高さ7メートルの3Dプリントポリマー構造物となる月着陸船「ROSENBERG」を3Dプリントした。

SAGA Space Architects によって設計された3Dプリント製居住施設は、2人の宇宙飛行士が月面で快適に過ごせるよう設計された構造物で、2.5階建てで6つの居住区を組み合わせた形状をしており、宇宙ミッション用ロケットに搭載できるよう特別に設計されている。

居住区域の最上階には2つの睡眠ポッドが備わっており、天井が高く空間を広く感じることができる。また、床や家具は多機能で限られたスペースの中でも多くのアクティビティを可能にする。さらに快適性を高めるため、洗練されたサーカディアンライトを採用しており、乗組員が健康な概日リズムを維持できるようサポートする。

構造物の外殻はトポロジー的に最適化されており、月面で経験する過酷な条件にも耐えられるように独特の波状表面で構成されている。またこの構造物は、最初のデザインスケッチから僅か9ヶ月で最終プリントを終えている。


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