- 2019-3-24
- 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, FDM, FFF, filament, Mimaki, UVプリンター, フィラメント, フルカラー, 真空成型機, 試作
ミマキエンジニアリングはFFF方式の新型3Dプリンタ「3DFF-222」の販売を開始
Mimaki(ミマキエンジニアリング)は、Sindoh社(韓国)との共同ブランド3Dプリンタ「3DFF-222」を2019年4月末より販売開始する。
「3DFF-222」は、最大造形サイズ210mm×200mm×195mm(W×D×H)のデスクトップFFF方式3Dプリンタで、形状サンプルや試作品造形はもちろん、治具制作の内製化、真空成形の型作成など幅広い用途に活用可能で、同社フラットベッドUVプリンタと組み合わせUVプリンタで加飾することで、アイキャッチ効果の高い、立体的なフルカラー屋内サインなどが作成できる。
凹凸がある造形物に対してもプリント可能な同社UVプリンタのプリント機能「LDモード」を使い、最大4mmの高低差も高い品質を維持したままプリントが可能。
真空成形の型作成
真空成形品を作成する際に必要な成形型を「3DFF-222」で造形し、穴あけなどの特殊加工を必要とせず、同社「UJF-7151 plus」「JFX200-2513」に搭載可能な柔軟インク「LUS-350」を使用し、成形用フィルムへプリント。極小ロットの成形や試作品などに活用できる。
組み合わせて使えるフラットベッドUVプリンタ
3DFF-222の主な特徴
- フィラメント自動供給
フィラメントの取付作業は、リールフィラメントを専用カートリッジに入れ本体にセットして完了。フィラメントがノズルに自動的に供給され、従来の小さな穴にフィラメントを通すような面倒な作業は不要。使用後も自動でフィラメントの切断が可能で、煩わしい作業が大幅に削減。 - フレキシブルメタルベッド採用
3DFF-222は、造形テーブル(ベッド)を少し曲げるだけで、造形物をベッドからとり外す事が可能。スクレーパーを使用して造形物を外す必要のある3Dプリンタと違い、安全に作業が可能。また造形テーブルには安定造形を可能にする温度調節機能が内蔵されている。 - ベッドレベリングアシスト
3DFF-222は、自動でテーブルの水平誤差を測定、カラーモニターに作業指示を示す。これにより常に一定の水平を保ち安定した造形ができる。 - リモートモニタリング
造形のプロセスを遠隔監視するためのカメラとLED照明を搭載。スマートフォンやタブレットにモバイルアプリをインストールするだけで、好きな場所から造形の進行状況を確認することが可能。 - HEPAフィルターを採用
HEPA (High Efficiency ParticulateAir)フィルタは、空気清浄が求められる分野で使用されている高性能フィルタで、3DFF-222にはこのフィルタが採用されており、周囲に汚れた空気を排出させない仕組みになっている。 - 静音設計
優れた性能のモータードライバーを採用し、造形時の騒音レベルが45dB(美術館の騒音程度)にまで抑えられている。
3DFF-222 基本スペック
- プリント方式:FFF方式
- ノズル径:0.4mm
- 造形サイズ:210×200×195mm
- 積層ピッチ0.05~0.4mm
- フィラメント:純正PLAのみ
- フィラメント径:1.75mm
- プリント速度:10~200 mm/s
- フィラメント供給:自動供給システム
- ベッドレベリング:セミオート
- インターフェース:5インチ タッチスクリーン
- LEDランプ:内蔵
- モニタリングカメラ:PC、スマホなどからWi-Fi経由
- 接続:USB、イーサーネット、Wi-Fi、USBメモリ
- スライスソフト:専用ソフト(3DWOX Desktop Software
- 対応フォーマット:STL、PLY、OBJ、G-CODE、AMF
- 本体サイズ:421×433×439mm
- 本体重量:16kg
- 販売予定価格:210,000円(税別)
- 販売開始:2019年4月末
関連記事
- ミマキがMITの事業共同体創立に参加
- ドイツの研究所が超高速FDM方式3Dプリンタを開発
- ミマキはフルカラー3D造形を無料で体験できるサービス開始
- 世界初フルカラーUV硬化インクジェット方式3Dプリンタ
- 3DプリントとAIで超リアルな名画の複製を生成
- 動画から3Dプリント可能な3次元モーションデータを生成
- Formlabs評価額10億ドル超のユニコーン企業へ
- BMWとMITが液体3Dプリント技術で協力
- リアルな魚のように泳ぐ3Dプリントロボット
- MITがカスタム家具制作用木工ロボットを開発
- MITの革新的高速液体3Dプリント技術
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp