LuxexcelはAR/VR用3Dプリントレンズ開発で€4Mを調達

LuxexcelはAR/VR用カスタム3Dプリントレンズを開発するため新たに€4Mの資金を調達

ベルギーに本拠を置く3DプリントレンズメーカーLuxexcelは、AR/VR用に処方されるカスタマイズ3Dプリントレンズ開発のため、新たに400万ユーロ(470万ドル)の資金を調達した。

2017年5月、独自開発の3DプリントレンズでISO認定を得たLuxexcelは、直後に半導体機器大手KLA-Tencorや投資会社Munich Venturesなどから1000万ドル超の資金調達を受けたばかりだが(詳細はこちら)、今回また新たにAR/VR用にカスタマイズ3Dプリントレンズ開発に伴う資金として、オランダのベンチャーキャピタル「イノベーション・インダストリーズ」から400万ユーロ(470万ドル)を調達。

Luxexcelが開発する3Dプリント技術は、独自のインクジェット3Dプリント技術により後処理を必要としない高品質な透明レンズを3Dプリントすることができる(過去記事参照)。

同社が新たに展開するAR/VR用レンズは、HoloLens、Oculus Rift、HTC Viveなど、現行の複数のAR/VRデバイス用だけでなく、今後開発される様々なタイプのデバイスを含め、眼鏡等を必要とするユーザーへ処方されたレンズを、短時間で生成することを可能にする。


Luxexcelの3Dプリントプロセス

Luxexcelは、UV硬化性のアクリル系樹脂と独自のインクジェット技術により、最高品質の透明度を有する眼科用特殊3Dプリントレンズを生成することができる世界で唯一の企業で、同社の3Dプリンタを使用し生成されるレンズは、研削、研磨、エッジングなど従来のレンズ製作に必要な複数のステップを排除し、1時間で4枚の高品質なカスタマイズレンズを効率的に生産することができる。

異なるデバイスに対応した形状のレンズを、個々のユーザーに合わせパーソナライズすることは従来の方法では難しいが、一点毎に製作可能な3Dプリントレンズは、それらの問題を解決する最も有効的なプロセスであることは間違いない。


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