- 2018-1-5
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- 3DPrinting, 3Dプリンティング, 3Dモデリング, AI, AIRBUS, CAR, FDM, Local Motors, Olli, テクノロジー, 人工知能, 自動車, 電気自動車
ローカル・モーターズは3Dプリント製自動運転車両「Olli」運用のため10億ドル超の資金を調達
米国・アリゾナ州に本社を置く3Dプリント自動車製造会社「Local Motors(ローカル・モーターズ)」は、フロリダ州に本社を置く駐車場・輸送管理サービス企業Elite Transportation Services(エリート・トランスポート・サービス 以下 ETS)と、テキサス州に本社を置く輸送リース企業Xcelerate(エクセルレート)らと提携し、3Dプリントシャトルバス「Olli」の運営支援と車両開発融資に必要な資金として、総額10億ドル超を調達した。
既存ユーザーであるETSは、空港や病院などの輸送手段としてOlliを利用。今回の提携により、定期メンテナンス、保険、保証サービス、モニタリング、管理、操作などを含むオールインクルーシブな「Olli」運用ソリューションを提供。また、ETSのサービスを利用する顧客に対し、最大10億ドルの融資を提供することに合意。
エクセルレートは、自立的な輸送ソリューションを開発する企業および組織に対し、最大2000万ドルを提供することに合意した。
「Olli」は、大型AM製造装置(BAAM)で3Dプリントされた車体を、IBMのAIソフトウェアWatsonで制御し、最高速度40km/h、最大乗車定員8人の性能を有する自律運転式シャトルバスだ。ローカル・モーターズはこれまでに、ワシントンDC、ノックスビル、テネシー州など米国内都市やドイツなどの一部地域で「Olli」の運用試験を実施。
今回の合意により、サードパーティーによる運営支援と車両融資に必要な資金を確保した。
ローカル・モーターズによれば、3Dプリント技術をベースとした自動車製造により、金型費を50%、全工程の生産時間を最大90%まで削減することに成功している。
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