3Dプリンタで作られた世界初の油圧ショベル

世界初の3Dプリント油圧ショベル開発プロジェクト「Project AME」

2017年3月に米国ラスベガスで開催された建設見本市CONEXPO-CON / AGGとIFPE 2017において、複数の研究機関から成るプロジェクトチームが、世界初となる実寸スケールの3Dプリント油圧ショベルを発表した。

「Project AME(Additive Manufactured Excavator)」と名付けられたこの油圧ショベル開発プロジェクトは、イリノイ大学、機器メーカー協会(AEM)、国立流体力学協会(NFPA)、流体力学センター(CCEFP)、オークリッジ国立研究所(ORNL)、国立科学財団(NSF)といった業界関連団体や政府、大学など多くのパートナーと協力し開発されたフルサイズの3Dプリント油圧ショベルを開発。

プロジェクトAMEは、テネシー州ノックスビルにある工場で製造されており、複数の3Dプリント方式(プラスチックと金属)を組み合わせた部品から構成されている。

キャビンは、ローカルモータスの3Dプリント自動車ボディ製造にも利用されているORNLの大型3Dプリントシステム「BAAM(Big Area Additive Manufacturing)」とカーボン強化ABSプラスチック材料を使用し、わずか5時間で3Dプリントされた。

長さ7フィート、重さは400ポンドのスチール製ブーム(油圧アーム)は、Wolf Robotics社のWolf Packシステムによって約5日間掛け3Dプリントされた。

その他、重さ13ポンドのアルミ製の熱交換器は、コンセプトレーザーX-line 1000パウダーベッド3Dプリンタを使って3Dプリントされた。

Project AMEによって完成した油圧ショベルは、単なるコンセプトモデルではなく、実使用に耐える強度を有しており、今後の機器開発技術に大きな一石を投じたモデルに仕上がっている。


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