- 2018-7-9
- 最新情報
- 3DPrinting, 3Dプリンティング, 3Dモデリング, AI, ARMY, BAAM, CAR, FDM, FFF, filament, Local Motors, Olli, テクノロジー, フィラメント, 人工知能, 自動車, 電気自動車
ローカル・モーターズはモビリティ製品に特化したLMインダストリーズを開設
世界初の3Dプリント電気自動車「Strati」や3Dプリント自動運転バス「Olli」など、様々なタイプの3Dプリント製自動車を開発するLocal Motors(以下 ローカル・モーターズ)は、米国海兵隊などのパートナーと共にデジタルOEMに特化した製品を設計・製造する「LM Industries Group, Inc.(以下 LMインダストリーズ)」を設立したことを発表。
LMインダストリーズは、Local MotorsとLaunch Forthの親会社となる。
これまでの大量生産とは異なり、急速に変化する消費者のニーズに対応した高品質で小量生産に特化した施設が必要として、自己完結型の小規模工場(マイクロファクトリー)を設置。
マイクロファクトリーは、モビリティ製品に特化したOEM施設であり、3Dプリンティング技術などの新しい製造方法によって製品を製造・メンテナンスする。
同施設では、Olliなどの3Dプリント製自動運転車の他、米国海兵隊と共同で、モジュラーロジスティクスビークル(次世代軍用輸送車両)や無人貨物システムを開発。
モジュラーロジスティクスビークルは、合理化された軍用貨物運搬車で、ハンビー(高機動多用途装輪車両)などに代わり、より多くの物資を安全に戦地へ運ぶよう設計される自動運転無人貨物システムとなる。
米国海兵隊は「LMインダストリーズは、ハイブリッドな物流環境を構築する上で必要な即応性の高い革新的パートナーであり、21世紀の物流戦略に不可欠な能力を有している」と語っている。
同社は、アリゾナ州にあるマイクロファクトリーに、世界最大級となる工業用3Dプリンタ「Thermwood LSAM 10’X40’」を導入。今回ローカル・モーターズに導入されたLSAMシステムの長さは40フィートで、最長100フィートの3Dプリントにも対応。
またローカル・モーターズは、世界有数の金融グループであり保険会社「Allianz」と提携。Allianzは、複数の都市にOlliを配置する戦略的なグローバルパートナーとして、LMインダストリーズに加わった。
関連記事
- ローカル・モーターズが10億ドル超の資金を調達
- BMWとMITが液体3Dプリント技術で協力
- BMWは3Dプリント技術の研究施設を建設
- 中国で3Dプリント電気自動車の量産化が決定
- フォルクスワーゲン最新EV車開発に3Dプリンタを活用
- GMは3Dプリンタで自動車部品を製造する
- GEが最新の高速大型金属3Dプリントシステムを発表
- 大型3Dプリンタで実寸ホイールを造形
- 金属3Dプリンタ市場が急速に拡大
- 造船用巨大3Dプリンタ「CFAM」
- 3Dプリンタ製自動運転バス「Olli」
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp