国際建築展に出品された世界最大の3Dプリント建築物

2018年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展に展示された世界最大の3Dプリント構造体

建築家AlisaAndrašekとBrunoJuričićは、世界最大の3Dプリント構造となる大型の建築アート作品「Cloud Pergola / The Architecture of Hospitality」を制作。同作品は、2018年5月26日から11月25日にかけて開催される「第16回 ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」にて展示されている。

最大かつとても複雑な3Dプリント構造体は、庭園や公園にある古典的なアーチ道に触発されデザインされた作品で、英国の設計およびエンジニアリング企業「Arup」と3Dプリント技術を用いた建築アートプロジェクトを展開する3Dプリンティング企業「Ai Build」のサポートを受け製造された。

ロボットアームタイプ3Dプリンタから生成された複数部材から成る3Dプリント構造体の高さは3.3メートルで、約58平方メートルの面積を容易に埋め尽くす。
構造体全体の重量は661ポンド(約300kg)で、材料に生分解性プラスチックを採用。

Arupは、100,000以上のプリント要素を組み合わせるための構造設計を提供し、Ai Buildは作品が安全に運搬、展示できるようシーケンスアセンブリの開発に協力。

建築分野におけるロボット工学とコンピューティング分野のパイオニアである建築建築批評家Bart Lootsmaは、同作品について「それは技術革新を超え、エレガントで詩的経験を提供する」と賞賛している。


関連記事

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る