- 2021-7-5
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もしガウディが現代の最先端3Dプリンティング技術に出逢ったら「未来をひらく窓 Gaudí Meets 3D Printing」
アルミ建材メーカー YKK AP は、世界的に著名な建築家アントニ・ガウディの窓に着想を得て、自然環境と呼応する様々な機能や造形を持つ、3Dプリンタでつくる新しい窓のプロトタイプデザイン展「未来をひらく窓―Gaudí Meets 3D Printing」を、2021年10月15日から東京ミッドタウンにて一般展示。本展示は、最先端3Dプリンティング技術を用いた窓の研究開発に向けた産学共創プロジェクトの一環として取り組むもとしている。
近代以降、工業化により窓は規格化され、大量生産、高性能・高機能化が進むなか、構造から独立した開放的な開口部や超高層カーテンウォールの普及とともに、住環境やオフィス環境は飛躍的に向上。一方で、近代以前の職人の手仕事でつくられていた窓が持つ自由で複雑な形状は一般に見られなくなり、射出や押出成型による直線形状の窓が建築空間の境界を多く形づくるようになった。YKK APは「Architectural Productsで社会を幸せにする会社」というパーパスに基づき、窓が建築や人々の生活をより自由に、より幸せにすることを目指し、日々窓を考えている。
本展「未来をひらく窓―Gaudí Meets 3D Printing」は、自然と人々の暮らしの間で進化を遂げてきた窓自身がさらなる未来を切りひらいていく様を表現すると同時に、YKK環境ビジョン2050「人と自然の未来をひらく」や、ガウディの「建築と自然の融合」というひらかれた建築思想にも共鳴している。また「ガウディが現代の最先端3Dプリンティング技術に出逢ったら」という視点で、過去の良質なデザインを未来に生かしていく取り組みでもある。
本プロジェクトのクリエイティブディレクターには、日用品から鉄道車両まで幅広く手掛けるクリエイティブスタジオPRODUCT DESIGN CENTERの鈴木啓太氏を迎え、企画からプロダクトデザインまでYKK APとの共創により、誰も見たことのない全く新しい窓のコンセプトを提案。国や業種のジャンルを超え、複数企業やクリエイター、専門家たちのコラボレーションを実現。
本展では、ガウディ研究者の山村健准教授が学術的観点から一貫してプロジェクトに参加。グラフィックデザインは「キリンレモン」のリブランディングや「東京芸術祭」のアートディレクションで知られるemuniの村上雅士氏、空間デザインは日西建築家ユニットYSLA Architectsが担当。ユネスコ世界遺産に登録されたガウディ建築「カサ・バトリョ」と「カサ・ミラ」の協力のもと、毎年恒例の秋のデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2021」と「DESIGNART TOKYO 2021」同時出展により今年注目を集める展示の一つとなる。
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